涼やかなひと — 山口百恵

いつもの朝の ニュースよりも
正確にやってくる
垣根越しの あのひとの姿
縞模様の ランニングシャツ

どんなに 汗をかいていても
いつも 涼しそうな 顔つきくずさないで
どこのひとか 知らないけれど
風のように走り抜ける

いつもの朝の 私の日課
郵便ポスト見るふりして 伸び上がって
耳をすませば 聞こえてくる あの足音が

どんなに 汗をかいていても
いつも 涼しそうな 顔つきくずさないで
どこのひとか 知りたいけれど
楽しみにとっておくわ

どんなに 汗をかいていても
いつも 風のように 涼やかな あのひと