どちらが先に 惚れたと聞かれお酒にむせる あなたが好きよ嘘のつけない この人の広い背中に つかまってあれから何年 桜は何度寄り添う影に 桜月 世渡り下手な やさしい心黙って抱いて くれたらわかる肌を伝わる ぬくもりに胸があふれる 泣けてくる路地裏暮らしの 小さな部屋を静かにのぞく 桜月 情けの川に 小舟を浮かべ二人で漕いで 明日をさがすどんな苦労も 時が過ぎ笑い話に なるという涙の数だけ 幸せ来ると励
雪が降ります 山から谷へ寒さこらえる 女の胸に胸をゆさぶる 泣き三味線(じゃみせん)がなぜに別れた あの人とすがりつきたい 津軽の里で ふたり見上げた お岩木さんもいまは霞んで 吹雪の彼方汽車を追いかけ ふるさと捨てて恋に生きれば よかったの母に背(そむ)けぬ 津軽の女 あなた都で 大きな夢にたどり着いたの 便りもないのもしもリンゴの 匂いを嗅いで涙ぐんだら 飛んできて待つわ百年 津軽の慕情