遠い昔に 憧れた女(ひと)にどこか似ている 淋しげな瞳二人が出会った ビアホール小樽運河に 星が降る歩こうか もう少し恋が始まる 北の街 赤いガス灯(とう) 白い頬染めて俺の心に 恋の灯(ひ)がともる夜風に揺れてる 長い髪甘い香りに 誘われて飲みたいね もう少しグラス合わせる 港街 寒くないかと 抱き寄せて聞けばそっとうなずき 微笑んでみせた今夜は素敵な めぐり逢い小樽運河に 並ぶ影酔いたいな もう少
「この橋渡ったら お別れです」とお前は淋しく 笑ってみせた坂の街 暮らした二年半遠い日の想い出が こんなにも愛しい時よ戻して あの人を面影橋から もう一度 川沿い桜径(みち) 寄り添いながらお前は映画の ようだと言った若すぎて はしゃいだ季節(とき)は過ぎ春を待つ日無坂(ひなしざか) なつかしい夕暮れ橋のたもとで 微笑んで面影橋から もう一度 「あなたは一人でも 生きられるでしょう」お前の口癖 答えも
今にも降りそな 空のよう 溜まった涙 あふれ出す人が見るのも 構わずに 思い切り 泣いた優しい貴方の 面影を この唄聞けば 思い出す傷つくことは 初めから 知っていたけど 恋しいよ 恋しいよ 背中が 恋しいよ逢いたいよ 逢いたいよ もう一度 逢いたい倚(よ)りかかる 背凭(もた)れもない 女の止まり木 心に残った 未練酒 時間が行けば 苦(にが)くなる強がり足(た)して 薄めても 辛さに 噎(む)せた
わらにまみれてヨー 育てた栗毛今日は買われてヨー 町へ行くオーラ オーラ 達者でなオーラ オーラ 風邪ひくな 風邪ひくな離す手綱が ふるえふるえるぜ 俺が泣くときゃヨー お前も泣いてともに走ったヨー 丘の道オーラ オーラ 達者でなオーラ オーラ 忘れるな 忘れるな月の河原を 思い思い出を 町のお人はヨー よい人だろが変る暮しがヨー 気にかかるオーラ オーラ 達者でなオーラ オーラ また逢おな また逢お
神が俺(おい)らに 与えてくれた命と言う名の 預かりものを護り通して 生き抜くからは人に優しく 情けにあつく男一代 燃えてやる 苦労かけるが 許して欲しい今更どうなる 後へは引けぬ進むばかりが 道ではないが山より高く 海より深く男一代 燃えてやる 時世時節(ときよじせつ)が 変りはしても誠の一文字 こころに抱いて決めた道なら 迷いはしない胸にきざんで 腹におさめて男一代 燃えてやる
消し忘れの煙草をひねり“忘れないよ”と呟くあなた夜明け前のホテルの部屋は哀しいほどさよならの香り愛した記憶さえボロボロにもう他人より冷たい顔だけど あなたしかいらない背中に駈け寄り 涙を埋(うず)めたらあなたしか見えないあなたしかいらないあなたしかいらない 呼び慣れてる名前をそっと胸の中で呼びかける私薄明かりのルームライトに揺らめくのはしあわせの破片(かけら)抱かれた温もりがヒラヒラともう魂(こころ)
一人グラスを 傾けてしみじみ酔いたい 夜もあるいつしか夢を 忘れてた時間(とき)に流され 暮らしに追われもう一度 もう一度 あの日に戻り青春時代の忘れもの 探す 探す旅に出る 何が答えか わからずにため息こぼした 夜もある不器用すぎる 生き方は親父ゆずりか 男の性(さが)かもう少し もう少し 自分の道を遠い時代の宝もの 胸に 胸に旅に出る 古い写真を みつめてはしみじみ酔いたい 夜もある早くに逝った 
雨の交差点 行き交う人たち見覚えある背中 心ざわめく響くクラクション 振り向くあなた視線逸らす私 「嘘…」とつぶやく未練捨てたはずの オトナの別れは運命の悪戯に 激しく揺れるどうか今夜だけは 雨に濡れさせて頬の涙を 知らせたくないから こんな風に街を 並んで歩くの「久々だ」と笑い 肩を寄せ合う響く雨音が 身体に沁みて傘の下で二人 甘い夢見る遠い日々の記憶 にじんで広がり愛しさと切なさに 想いが揺れる
こんな男の どこがいい酔いにまかせて 聞いてみる交(かよ)う情けの 差し向かいかけた苦労は 詫びても足りぬ雨風しのいで これからも…‥おまえがいたから 俺がいる 俺がいる 渡る世間に つまずいて自棄(やけ)を起こした 夜もあるそばで支えて くれた奴(やつ)受けた真心 忘れはしない小さな幸せ 夢に見て…‥おまえがいたから 俺がいる 俺がいる 窓に飾った 撫子(なでしこ)の花に重ねる その笑顔口に出さぬが
追えば逃げてく あなたの空をとべない雀が 夜啼きしてます吐息からめて さえずる声は届かぬあなたを 探しています羽根を休める 場所もなく雨に打たれて 震えています恋しいよ 逢いたいよ帰らぬあなたは夢の中淋しいよ 切ないよ 枕を濡らして泣いてます 見上げる空を はばたけなくてとべない雀は 痩せてゆきますくちばしさえも 愛が欲しいとあなたの背中を つついています胸に埋もれて
酒を飲むなら 肴(さかな)はいらぬ茶わん ひとつが あればいい地酒一本 右手において畳一枚 あればいい酔えば 南部の牛追い歌かそろり そろりと また夢ん中惚れた女は かすりの着物ひざの枕がヨ あればいい しぐれ雨なら 瞼(まぶた)を閉じて故郷(くに)に おふくろ あればいい胸が痛けりゃ 両手を合わせ熱い涙が あればいい酔えば 南部の牛追い歌かそろり そろりと また夢ん中二合三合じゃ まだガキの酒懐(
夏の西日が ブリキの玩具(おもちゃ)照らすたこ焼きのおばさん いい汗かいてる焼きイカの大きさ 見比べ悩んでいる息子の麦藁(むぎわら)帽子が 風に飛ぶかき氷 アンズ飴さあ お婆ちゃんと 食べよう懐かしいね 故郷(ふるさと)の 小さな祭り大きな掛け声 練り歩く 子供神輿(みこし)…あの日のまま 裸電球 輪投げの的(まと)を照らす綿菓子のおじさん 今年も元気だ御神籤(おみくじ)二つ引き 見比べ悩んでいる娘
あんな女を追うよりも命燃やせる海に出る北海の勇み船潮は親潮吠える怒濤(なみ)産湯代わりにヨ…育った俺にゃ恋は要らない 男を見せる日だ 汽笛長屋の日溜まりで親父飲んでるチビリ酒北海のど真ん中波に揉まれたでっかい魚(やつ)が跳ねて躍ればヨ…また血が燃える綱を引く手に 鱗の花が散る 船は錆びれて古いけど積んだ獲物は日本一北海の帰り船赤い夕陽がそろそろ落ちりゃ軋む音さえヨ…演歌の調子一つ唄おうか 男の初舞台
最後のおまえの 電話からかすかに聞こえた 波の音二人の思い出 岬町もしかしたらと 探しに来たよ…会いたい 会いたい 会いたいよ面影重ねる 赤い花 両手でハンカチ 握りしめ別れに泣いてた 細い肩おまえの優しさ 思いやり失くしたあとから はじめて知った…会いたい 会いたい 会いたいよ噂をたずねる 赤い花 二人で歩いた 海岸に潮風冷たく 吹き抜けるあの日の涙は 乾いたか薄めの口紅 そのままだろか…会いたい 
お願いだから もう言わないでつらいあなたの 気持がわかるからいつか一途な 私の愛があなたの重荷に なったのね…夜霧に 濡れてる 街灯り哀しみが 哀しみが 静かに揺れる あなたのことを 責めたりしない他の誰より 愛した人だから遅い帰りを 待つことさえも幸せだったの 私には…二人で暮らした 北の街思い出が 思い出が 心に揺れる お願いだから もう言わないでにじむ涙を 拭きとる指の先すがりつきたい せつない
もう涙はぬぐっておくれさびしい想いはこれで終わるおまえの気持ちも知ろうとせずに夢ばかり見ていたいままで せつないね悲しいね惚れた女の涙顔 愛しているといつもおまえに言ってきたけどこれで最後にしたい言葉は人を裏切るさあ涙をふいて 夢を抱いて生きてゆくこととても大事なことだけれど惚れた女を傷つけてまで夢見たいとは思わない 胸の奥が苦しいよ人生が二度あれば 叶わない想いを抱いて生きてゆくのもケンカしあってゆくのも
太陽が力を 与えてくれるように柔らかな風が 包んでくれるように真心を込めて 今日も枝を打つここは関ヶ原 今須(います)の森父の背中を 見て知った枝打ちの心と 勇気かけがえのない この森が永遠(とわ)に緑で あるようにまっすぐに 伸びてゆけ果てしない 大空へ時を駆けて 命を賭けて俺は守る 森の息吹(いぶき)を 愛(いと)おしい苗木が 立派に育った日俺は思うだろう 人生に悔いなしと託された父の 夢を果た
吐息 ひとつ こぼし軒先に 盆提灯(あかり) 灯す帰らぬあなたの 魂(こころ)だけはここに 来ると都会暮らし決めたわたしを 叱りもせずに駅まで続く あぜ道歩いた あの日あなたに 逢える ウランバナ初めての 夏の ウランバナずっと言えずに いた言葉あなたの息子で 良かったよ…夜空 彩る 花火が 見えますか 小舟 ひとつ 浮かべ送り火が ユラリ 揺れる震える小さな 母の背中そっと 抱いた赤い浴衣を着た 子
流行歌(はやりうた)など 聞きたくもないまして うわべの 恋歌なんぞ耳をふさいだ 指の隙間をすり抜け きこえる ミオミオミオ骨の先まで 骨の先までふるえて 眠れない 理由(わけ)も言わずに 消えた男の消すに消せない 匂いが残る部屋にたたずみ ナイフを握る信じていたのよ ミオミオミオからだ全部で からだ全部であなたを愛してた
淋しくないか このまま別れてどしゃ降りの雨に 消えるのはひとり上手を きどってみたってほんとの気持ちは 今でも好きだとかくせはしないここで暮らして ここで傷つけここでおまえを 泣かせたね・・・あの時ひとこと 行くなと言えたら雨に濡れて ひとり想う真夜中のものがたり 服を脱ぐのも じれったいほどに抱いて抱きしめて くちづけたたった三日の 逢えない時間がルージュの色さえ 心の色さえ変えてしまった時がふたりを 時があの日に時がもい
みんなは君のことを 明るい人というだけど僕だけが そんな君を知らない何かに疲れてしまい ため息をついて夢を見ることも いつか忘れてしまった 小刻みに 震える肩そっと心に 流す涙いつも僕は ただ黙って君を抱いて 眠らせる 言葉のない 子守唄君の心を 癒す歌 「明日が来なければいい」 君はつぶやくそして僕だけが そんな君を見つめる夜空に見えない星を 指先でなぞり願い叶えてくれる 流れ星待ってた 大丈夫 一人じ
あれから何年 経つのだろうか君と別れた あの日からひとり北国 訪ねれば再び燃える 恋ごころ嫁いでいるのか しあわせかアカシアの花に 花に訊きたい どうしてさよなら したのだろうか忘れられずに いるくせにいつも若さと 言うものは明日に悔いを 残すものあの日の二人に 戻れたらアカシアの径で 径で逢いたい 逢わずに行くのが いいのだろうか君が不幸で なかったら恋の北国 この町は想い出だけの 町でいいグラスに
ガキの時代に夢見てた そんな男になれなくていまでは三十路を とっくに過ぎたただの酔っぱらいあゝ 飲めば切ない 胸板二寸おふくろだけには 詫びたくて 生きることが 下手くそで流行歌の ひとつも唄えない心が古いと 言われても無器用者だと 言われても 懐の中の塊をそんな男の純情を誰かが笑えば また喧嘩するただのがんこ者あゝ 雨の降る夜は 道草のれん本当は心が 淋しくて 酔えば
毘沙門天の おみくじを坂の途中で 引いたのは待ち人はもう いないけど恋の証しを 結ぶだけ お世話になった 店に寄り挨拶済ませ 坂道を鞄ひとつで 下りてゆく何年過ぎた 夏の雲 故郷(ふるさと)遠く 家を出て見よう見まねに 働いた泣いて 泣いて 泣き濡れてこの身を燃やした 神楽坂泣いて 泣いて 泣き抜いた不器用なりの 泣き方で 打ち水したて 石畳路地の影から あの人がいまでも逢える そんな気がそれがつらくて
雪の中を 振り向きもせずに消えた背中 今日も思い出す笑顔みせて 見送ったけれど心だけは 嘘はつけない…泣たきいほど スキ 今でも スキあなただけが スキ 忘れられない涙あふれ にじむ街よせめて も一度 あなた抱きしめて あなたの声 聴きたい夜には耳をすまし そっと瞳(め)を閉じる髪に積もる 雪よりもはやく消えて行くわ 幸せなんて…震えるほど スキ 誰より スキあなただけが ス
母が歌った あの歌が黄昏の街 聞こえたら溢れ流れる 切なさに何処かに隠れて しまいたい生意気盛りに 手を焼かせ父の分まで 殴られて今頃詫びる ことがある両手を合わせる ことがあるオモニ 僕を叱って もいちどオモニ 夢と故郷 引き替えにオモニ オモニ 雪の中の 母よ 父が死んだ それからは悲しむ暇も ない暮らし後ろ指など さされずにそんな言葉が 滲(し)みてくる苦労にゴツゴツ 荒れた手で弁当こさえて 
今も 夢があります 胸に抱えきれぬほど人生 そうそれは夢を 追いかける旅です ああ 酒を呑み 友と語らう熱き心のままでああ 酔うほどに 心伝わる 友がいる俺の人生 まだ途中 愛する人がいます とても静かな愛ですずっとこの道を ふたり 支えあい
電車の窓から 見下ろせば今夜も人で あふれてる長い一日 戦ったスーツ姿の 戦士たち初めて会った者同士同じ歌声楽しめば名前も顔も 知らなくたって袖すり合うも 他生の縁か…新橋駅前19時は 風も歌う大人達の ストリート 飲み屋の灯りに 誘われて今夜も人が 繰り出した飲んで騒いで また飲んで明日の元気を 呼んで来る初めて会った者同士同じメロディー口ずさみ手拍子合わせ リズムをとれば肩書きなんか 関係ないさ
まるであなたを隠すよに 雪が降りしきる胸に浮かべる 面影よ…札幌 あなたとふたり 出逢ったあの日札幌 あなたとふたり 暮らした月日優しさに もう一度 逢いたくてたずねて 来ました 北の街 止めるあなたを振り切って 雪の降る夜に無理に別れた 並木道…札幌 離れてひとり あなたが恋し札幌 離れてひとり 淋しさつのるすぐそばの 幸せに 気づかずにこぼれる せつなさ 揺れる街 もしもあなたが幸せに 暮らすその
忘れたはずでも 寂しくてあなたの背中を 探してる夕暮れの街を さ迷い歩けば失くした愛の 破片(カケラ)がつき刺さる きらきらきら 灯りがにじむひとりきりの この街にララバイ黄昏 愛にはぐれたままの心を眠らせて くわえ煙草で 抱き寄せるあなたの匂いが 好きだった夢から醒めれば その手を放せば二度と戻らぬ 恋だとわかってた ゆらゆらゆら 想い出揺れるあなただけを 愛してたララバイ黄昏 凍えそうなわたしの心を