ひとり語りしてもいいですか?カモメにそっと呟いた 女一途な真心のせて 北の海風凍てついた はぐれ恋散る恨み節さえ遠いあんたにゃ届かない佇んで泣き濡れて 三十路岬 ふたりだけの宿で泣き崩れ 愛した夜を悔やんでも 男勝手な約束ばかり 何も叶わず終わります 波の飛沫にこの身投げたら遠いあんたに逢えそうで恋しさに捧げたい 三十路魂 みつどもえの泡と知りもせず愛した罪は消えないの 誰を選ぶか決められないと 別れ上手なひと
半時(はんとき) 急なお湿り朝顔蔓ゆれたちょいと可笑しな 雰囲気 相合い傘 寄ってくれなけりゃ濡れちまうよ傘を握る手 触れたなら ざぶっと降れ降れらんらんらんざぶっと降れ降れらんらんらん言葉少なに歩けば夢結びの雨よ 夕刻(ゆうこく) またもぱらりと砂利道黒くなるいまも可笑しな 二人は 相合い傘 慣れぬそぶりで進む道は毎度見かける 馴染み路地 すべったふりしてらんらんらんすべったふりしてらんらんらんつかまる背
ここまで来ても 独りぼっち胸の中に すきま風仰げど見えぬ街明かり鳴呼どこまで続くのさ 登れや登れ 力尽きても登れや登れ 女の道は 鞠を落とした子どもみたいに泣きながら未練断ち切ります 恋しくて 恋しすぎる人今も浮かぶ面影を捨ててもう二度と 騙されやしない般若になれる三十路坂 ひたすら行けば 富士の山を拝む場所に 出られるかい?願ってみたいこの想い嗚呼ぬくもり欲しいのさ 転べ転べば 三途の川で転べ転べば 男は
お肌の曲がり角 など毎日 曲がっております同級生の子供がついに中学生になりました あれだけ来てた 見合い話両親ともども 諦めた冬は 冷えが 取れないのよ しとしと ぴっちゃん 泣きぬれど光は 見えず岬を 離れて 約十年 ここは 山ん中ついに マンションを 買いました四十路峠 婚活パーティー 出てみても夢が 叶う わけもなく高い 惣菜 百貨店でやけくそ 買いあさります 「結婚したの」とEメール下書き保存に