あなたわたしが 見えますか届いていますか わたしの声がこの世とあの世の 架け橋は風の電話と 人は言う心が振りかえる 想い出をふたりの ふたりの想い出を‥‥ 淋しがりやで はにかみや奥手なあなたに ぞっこんでした忘れはしません いつまでも風の電話で 語らえば癒されるでしょうか 哀しみがせつない せつない哀しみが‥‥ みんな奪った この海を恨めば溢れて つきない涙嘘だと夢だと 思いたい風の電話よ 伝えてよ
どんなに名前を 叫んでみてもどんなにさ迷い 探してみてもどこにもいない どこにもいない恋しいひとは どこにもいないわかっていても わかりたくないあなたが死んで しまったなんて…泣いても 泣いても 枯れることのない涙の海に この身を沈めてどうか哀しみを 哀しみを眠らせて あふれる想いを 積み木のようにあなたへ届けと 積み重ねてもたどり着けない たどり着けない恋しいひとに たどり着けない戻りたくても 戻
店の名前は三年待ち屋明かりぽつんとあなたを待つ店おんなひとりが 郷里(くに)の地酒を温めてあんた 恋しいたとえ三年 過ぎたとしても 店に流れる恋唄聴けばあれはひと夜の夢だと歌うの遠い海鳴り あなた待つのは馬鹿ですか寒い 哀しいひと夜ひと夜と重ねたけれど 店のあだ名は恋待ちぼうけ明かり落とせば また酔い潰れてせめて噂の せめて噂のひとひらもあんた あんたたとえ死んだと聞いたとしても 店の名前は三年待ち屋暖
恋しくて恋しくて せせらぎに蒼い風吹くたからべの今頃は 水の森 半夏生こらえ切れなくて 列車の窓際で想い募らせながら あの駅思い出す恋しくて恋しくて たからべに着くまでは 切なくて切なくて きらめきの悠久の森たからべの今頃は 祭り唄 はしゃぐ声手繰り寄せるよに 窓に頬よせて想いに胸を焦がせば あの駅近づいて切なくて切なくて たからべが近づけば うれしくてうれしくて あの時のままの駅溝の口岩穴も いにし
真夜中に 扉(まく)が開(あ)く「芝居小屋」という名の酒場昼の仮面を 脱ぎ捨てて演じたいのさ いい男、いい女を…何も筋書き 決めないままの気分次第の ああ 恋芝居 ウヰスキー あおるのは無精髭の 酔いどれ役者捨てた女の 不倖せ懺悔してるよ 泣き乍(なが)ら 自分のせいと…誰も男にゃ 覚えはあるが忘れたふりを ああ してるのさ 台詞(せりふ)など なくたって見つめ合えば こころは通う酒の力で 抱き寄せて
指の痛みに 慣れたよなつらら遊びは せつなくてキツイお酒を心(むね)に抱き一人ホロホロ 流し込む ああ このぬくもりはあなたのあなたの接吻(くちづけ)に似て今夜もたどりつくだけの冬恋かなし とまり木よおねがいママさん もう一杯(ひとつ) ここにあなたが いるのなら歌のひとつや ふたつなどきっと陽気に なぞるのに悲恋(ひれん)みれんをリクエスト ああ このなぐさめはいつかのいつかのやさしさに似てこんなに憎
ごめんね、言えなかったけど苦しくなかった訳じゃないごめんね、隠していたけど本当は一人で泣いてたのあなたの笑顔が見たくて安心させたかったから 偽りの愛など無いけれど愛が吐(つ)かせる嘘はある心が何度も囁(ささや)く本当に本当にごめんね ごめんね、あなたの言葉を躊躇(ためら)う事なく受け入れてごめんね、笑顔だったのは私に出来る全てだったあなたを喜ばせたくて今まで一緒にいたから 偽りの愛など無いけれど愛が吐(
そう、誰もが同じ様に憂(うれい)を胸に秘めながら飲んで束の間忘れかけ酔いが冷めては溜息を吐(つ)く 思い出すのはあの日のあなたあなたを想って街を彷徨う やりたい事とやれる事やらねばならぬ事の狭間で生きたつもりが生かされて今尚、名も無き道半ば そう、誰もが同じ数の涙の過去を抱えながら日々に追われて忘れかけ黄昏一人 涙ぐむ 思い出すのはあなたの笑顔あなたの言葉が今も聴こえる 愛する事 愛される事愛を失う事の狭間
濡れた車の キーを回せば恋が壊れる 音が聞こえる和倉温泉 午前0時に寝顔確かめ 部屋を出たのさどんなに 願っても願っても二人 二人暮らせない不幸にするより マシなんだ言い訳責めるか 能登の雨 輪島朝市 はしゃぐお前に別れ言えずに 時は過ぎ行くこれが最後の 二人旅だと一人心に 決めていたのにどんなに 払っても払っても行く手 行く手遮(さえぎ)ってフロントガラスに 縋(すが)りつく寂しい女の 涙雨 氷見の
どこにもあるよな 居酒屋で沁みるよ昭和の 流行歌(はやりうた)さすらい続けた 生き方を悔やんでいるんじゃ ないけれど男がひとり 飲む酒は心が欲しがる いのち水酔わせてくれよ 旅路の酒よ今夜も 酔わせろよ 誰でも昔は 若かった胸には一輪 白い花あの時あいつと 逃げてたら違った人生 あったのか男がひとり 飲む酒は青春とむらう なみだ水酔わせてくれよ 想い出酒よ今夜も 酔わせろよ 汽笛のなく声 聞きながら何
夢も望みもほどほどに教科書どおり生きてきた一度きりの旅なのにため息まじり愚痴ばかり 生きてるだけで幸せならば溢れる涙なんなのさ タコツボみたいなこんな時代を恨むつもりはないけれど命と人がからみついて、、心迷子になりそうで なりそうで 好きなように生きられて望むように消えてゆく当たり前のことなのにそれも叶わぬ夢なのか 生きてるだけで幸せならば眉間のシワはなんなのさ タコツボみたいなこんな時代を恨むつもりはない
時にはあなたを 憎んでみたり時にはあなたに もたれてみたり私にもわからないの この恋の港が何一つ 哀しみの ない窓はないというけれど見上げれば マンションの こぼれ灯が切ないあなたには 帰る部屋私には 待ちわびる部屋ぬくもりのない時間(とき)をあなたは知らない同じ街の 別々の部屋恋灯り ともして 時にはあなたを 責めてもみたり時にはわかれに おびえてみたり朝の駅 すれ違えば 他人のふりでもドアを開け
たのむ たのむと しぼった声で俺のこの手を 握ったあいつ耳にひとすじ ながれた涙見つめ泣いたよ しずかに俺もお前が愛した お前の妹お前より もっと 愛して生きると誓った 三〇二号室窓の初雪 今も今も 忘れはしない 力尽きゆく 瞳の奥でそっと優しく 笑ったあいつ遠いむかしに 会わせた日から知っていたよと うなずくようにお前が愛した お前の宝に誰よりもうんと しあわせあげると誓った 男の約束窓のさざんか
あかねの空は 幸せ重ねた幼いあの頃の ぬり絵のよう泣いてる私に おじいちゃんメロディーつけて歌ってくれた“あかんね あかんね 泣いたりしたらべっぴんさんがだいなしや”って涙が頬を散歩する日は聴きたいあの歌 もう一度 クリスマスには 届けてくれたね三十六色の 色えんぴつおひげがチクチクする抱っこ哀しみすっと溶かしてくれた“ブルーな心も 赤色のせてあかねの空に 変身や”って冗談いって笑いをくれたおじいち
抜け殻よ 今の私 悲しみも感じないなのに変ね 涙だけがただこぼれ落ちる時がたてば移ろう季節どんな恋にも終わりが来る知っていたわ 覚悟をしてたわだって大人同士の仲落葉樹散り急ぐ おまえはなぜ散り急ぐああ…未練ですか もう一度会いたくて 帰らないあなただけど 何もかも許しましょう胸の痛み忘れさせて 眠らせて今は二人きりで過ごした日々はどんな夢より輝いてただからいいの だから追わないそれが私の愛し方落葉樹
遠くながめる水平線夕凪の眩しさだけが静かに伝えてる あの遠い日をほろよい美しく 絡めた指のぬくもりよみがえる 夢の中で 君の姿 今も心の奥に君の笑顔 倖せにあふれてる 約束は忘れない いつまでもサクラ舞う夢の続き君のあの姿 そばにいるのさあどけない まなざし 子供のようなむじゃきに手をふり 砂浜駈ける 君の姿 今も心の奥に君の笑顔 倖せにあふれてる おどけない まなざし 子供のようなむじゃきに手をふり 砂
野に咲く花に生まれたら明日に迷う事はない海に眠る貝に生まれたら別れを知らずにすんだのに いい歳こいて悔しくて笑いたければ 笑えばいいさまだ枯れた訳じゃない 失くしたものも多いけど自分なりに いきただけ悔やんじゃないさ こんな自分を心にあなたがいるから心にあなたが今もいるから 舞い散る花になれたなら最後に何を望むだろう空に輝く星になれたならあなたの足元照らすだろ いい歳こいて悲しくて笑いたければ 笑えばいい
あなたの腕に この身を預けたなら旅立つ事 忘れてくれるかしら何もかも捨てて 朝まで踊れば夜明けの 船に乗らずに町はずれの古い酒場で 港に眠る船を待ってるとそんな電話で 私を試す あなたは微笑んで (Don’t Leave Me) 石畳を(I miss you) ヒールが脱げて(Don’t Leave Me) 蒼いドレス(I miss you) 裸足のままもう一度だけ 夢の中へ戻りたいから二人
誘ってくれるな 淋しさよ硬い地面を さまよう者(やつ)は手を差し伸べる 夜が来りゃ添い寝の影を 探すだけねんねんころりよ ねんねしな酒にもたれて 故郷(ふるさと)想い男には 柔らかな枕がひとつ あればいい 黙って見てたね 悲しみは熱い火照(ほて)りも 消えないうちに手を振りほどく 過去になり次の背中に 旅をするねんねんころりよ ねんねしな昨夜(ゆうべ)残した 爪あと消して女には 真っさらな布団(ふと
たとえば街の片隅で寂しさ隠して酒を飲み運の悪さを嘆いても帰る場所さえ見つからず 砕け散った夢のかけら今でも心に刺さっている 空を見つめて人想い人を見つめて明日思う人を無くして愛を知り愛を無くして人を知る …ひとりごと 愛してるなんて言えるほどもう若くはないけれど一人で生きて行けるほど若くもないと知りました 砕け散った愛のかけら今も明日を照らしている 海に抱かれて人想い人に抱かれて明日思う人を無くして愛を知り愛
セーエー 舟を漕ぐセーエー 舟を漕ぐ 波のうねりの 向こうにはしあわせという名の 島がある星も映さぬ 暗い河男と女が 舟を漕ぐ 好いたほれたは 夢ン中知ってしまえば ただの人嘘と真実(まこと)の 人の世はいつか言葉が すれちがう セーエー 舟を漕ぐセーエー 舟を漕ぐ 心一つに あわせてもあわせきれない ものがある体一つに かさねてもかさねきれない ものがある 赤い椿が 儚(はか)な川波にゆられて ゆらゆらと
あんたとあたいを秤(はかり)にかけりゃきっと重たい女の心金魚のように掬(すく)われて恋が破けて落ちたんや愛されて 泣かされてはぐらかされて ほかされてよけいに惚れて 月灯り涙が好きに なるばかり 惚れたと腫れたをつなげて書いてきっとどこかでまちがえたんやね花火のように飛ばされて夢が弾けて散ったんや愛されて ためされてもどかしかった だめやった「あんたがきらい」 帰り道言葉にしては 泣くばかり ほかされ
安芸の宮島 回れば七里十二単衣の 雨が降る逢いたいよ 逢いたいよあなたしあわせ してますかわたし現在(いま)ひとり 安芸路の女 あれは音戸の 舟唄ですね平家蛍の かくれ宿ひたむきに ひたむきにあなた思って 生きてますほめてくださいね 安芸路の女 牡蠣に檸檬の 三日月添えて賀茂の宮水 だれと飲む寄り添って 寄り添ってあなた一緒に 飲みたいよわたし待ってます 安芸路の女
あなたの夢と おなじ夢夢をひとつに 重ね合う二泊三日は 短いけれどあなたは私だけのもの讃岐 琴平 あゝ 善通寺讃岐 琴平 善通寺いのち瑠璃色 恋明かり 記念に買った 絵葉書に好きと寄せ書き して笑う浴衣丸亀 団扇の模様今夜は私酔わせてね讃岐 坂出 あゝ みなと宿讃岐 坂出 みなと宿籾(もみ)は一合 酒二合 金毘羅さんを 恋しがる瀬戸の大橋 霧の中明日に未練を 残さぬようにふたりの時を燃え尽くす讃岐 高
誰にも ふれさせぬ私ひとりの ものでしたあのくちびるは 今、何処の何処のどなたの 口を吸う 別れたあとも オーシャリ シャリ未練しぐれる 未練しぐれる 山口の夜 おむすび みたいだと瀬戸の小島を 眺めてたその眼の裏で さよならのことば隠して 櫛ヶ浜(くしがはま) 一人じゃ辛い オーシャリ シャリあなた恋しい あなた恋しい 山口の夜 死ぬまで ほどけない愛を結んだ はずなのにさだめが憎い 夢の果てここは瀬戸
紅い雨傘 白壁に咲いて哀しい 浮世絵の街旅のお人と 知りながら解いて結んだ おんなの操倉敷は 倉敷はおんな恋する なみだ町 柳並木の その先を右に曲がれば 思い出の宿どうか私と この町で生きて欲しいと縋(すが)ったものを倉敷は 倉敷はおんな泣く町 川の町 鰆 ままかり 瀬戸の酒今日もあの夜の 灯りが滲むいのち二つに 引き裂いて放り投げたい 鶴形山よ倉敷は 倉敷はおんな切ない 未練町
伊予は 伊予節 伊予絣(いよがすり)きらきらフェリーは 海の花陸(おか)に咲くのは 予讃線(よさんせん)この町に嫁いで よかったわ風もいい 海もいい もちろん主人もねしあわせ しあわせしてます愛媛へ嫁いだ 娘より 娘より…母さんへ 蜜柑色した 陽が沈むこころもからだも 穏やかに染めて伊予灘 漁り船地のもののおさかな 送ります父さんも 妹も お変わりないですかこちらも こちらも元気よ愛媛へ嫁いだ 娘よ
背伸びをしても 見えぬものがある激しさだけじゃ 勝てぬものもある人生それは 頁(ページ)のない続きもの他人(ヒト)の夢など 羨(ウラヤ)まず自分の夢を 探せばいいさささやかだって 小さくたってそれは それなりのマイウェイ 恨みの風に 頬を打たれても嘆きの雨に 肩を打たれても足元そこに 希望という花がある他人(ヒト)の道など 羨(ウラヤ)まず自分の道を 歩けばいいさ細道だって 険しくたってそれは それ
毘沙門天の おみくじを坂の途中で 引いたのは待ち人はもう いないけど恋の証しを 結ぶだけ お世話になった 店に寄り挨拶済ませ 坂道を鞄ひとつで 下りてゆく何年過ぎた 夏の雲 故郷(ふるさと)遠く 家を出て見よう見まねに 働いた泣いて 泣いて 泣き濡れてこの身を燃やした 神楽坂泣いて 泣いて 泣き抜いた不器用なりの 泣き方で 打ち水したて 石畳路地の影から あの人がいまでも逢える そんな気がそれがつらくて
我がまま気ままで 音沙汰無しのあいつが恋しい 酒場の女グラスをゆっくり 回す癖まで右手が勝手に 真似をする マリア 俺には 構うななんて自惚れた瞳で 見つめてたっけ 幾つになっても子供のままだわ逃がしたとんぼ まだ追いかけてる いつでもあいつの 好みの煙草ボトルの隣に しまっておくの戻っているよと 噂話に何度も鏡を 気にしてる マリア お前が 欲しいと言って二年の月日 埋めるのでしょう幾つになっても 坊や