言葉 – 小椋佳

確かな想いが 胸を揺らすけれど
言葉足りなくて 伝え切れず

唇に乗せた途端 何かが違う
心を裏切る 言葉ばかりになるの
伝えたいことが 背中向けるの

貴方へ届ける 言葉選びながら
自分を着飾るだけと 気付く
素直になれない 自分責めるばかり

もどかしいままの 別れだったからでしょう
姿 消えるまで この手 振ったわ

言葉は 編み目の荒ら過ぎる網
捉えた 心が擦り抜けてゆく

言葉は 心のほんのひとかけらね
言葉の 垣根を越えてそばにいたいの

その暖かさに 想いあずけて