霧の都会 – 小林旭

霧にぬれてる 街燈に
虫が集まる 夜更け頃
どこの酒場で待っている
夢を見たあいつ……
向いてないのさ 俺に恋なんか-
あばよ……あばよ 早く帰んなよ

淋しがりやに つきものの
風によく似た きずなだが
何か悲しい なげやりも
俺をひくあいつ……
捨ててやるのが せめて思いやり-
あばよ……あばよ 傷のつく前に

暗いしあわせ それさえも
身にはつかない 俺達さ
にどと逢う日も なさそうな
ぬれた目のあいつ……
いたみばかりが あとに残るのさ-
あばよ……あばよ 俺も都会の虫