『 』(No title) – 嘘とカメレオン

幾ばくか前君が言ってた
小説の名前はなんだった?
その他にも大切なことを
教えてくれた気がするのでした

そう何度も
忘れてしまいそうな
些細なことでも

どうしても離したくないものがあったのに
僕も君も
誰かの思い出になってゆく
それはきっと寂しくないよ
特別じゃない
ありふれた日々の中で

丸い地球の隅で一人
何かを待ってるフリをしていた
流れゆく星屑たちを
拾っては自分を傷つけるように

そう何度も
間違えたとしても
それはそれで、いいや

どうしても忘れたくないことがあったけど
君もあの子も
いつか思い出になるよ
どうしても離したくないものがあったこと
それはきっと
いつまでも色褪せないんだよ
だからきっと寂しくないね
特別じゃない
ありふれた日々の中で

例えば
特別じゃない
ありふれた小説の背に
名前を付けて