ハァー 春の始めに この家旦那様サ七福神のお供してコラ 俵積みに参りた ハァー この家旦那様は 俵積みが大好きでお国はどこかとお聞きあるコラ私の国はナコラ 出雲の国の大福神日本中の渡り者コラ 俵積みの先生だ ハアー この家旦那様の お屋敷をば見てやれば倉の数は四十八コラ いろは倉とはこのことか一の倉は銭倉コラ 次のお倉は金倉次のお倉は宝倉コラ 次の倉から俵倉俵倉には米を積みコラ七万五千の御俵をば七十五
(ヤサーホーラエー ヤサーホーラエー)尾鷲よいとこ 朝日を受けてヨイソレ浦で五丈の 網を曳くノンノコサイサイ(ヤサーホーラエー ヤサーホーラエー) ままになるなら あの八鬼山(やきやま)をヨイソレ鍬でならして 通わせるノンノコサイサイ 中村山の お灯明上げ 国市の 国市様の夜籠り 起きて沖見りゃ 沖ゃ白浪のヨイソレ殿御やらりょか あの中へノンノコサイサイ 矢ノ川(やのこ)越ゆれば 尾鷲が見えるヨイソレ見え
(ハイハイ)笠を忘れた(ハイ)ハァ 敦賀の(ハイ)茶屋で(ハイハイ)空が 曇れば(ハイ)ハァ 思い(ハイ)出すよ(ハイハイ) 藁で髪結うたハァ 馬方なれど女郎衆待ちますハァ 府中の宿で
はいや可愛いやいつ来てみてもヨ(アラヨイヨイヨイ)たすき投げやるソーレ暇がないヨ(アラヨイヨイヨイ) たすき投げやる暇ならあれどヨあなた忘れるソーレ暇がないヨ 三味や太鼓で忘れるようなヨ浅い惚れよはソーレせぬがよいヨ 一夜一夜に心が変わるヨ誰が横槍ソーレ入れるやらヨ