かっぽれ – 吉原〆治

かっぽれかっぽれ甘茶で活惚ヨイトナ
ヨイヨイ
沖の暗いのに白帆が何見ゆるヨイトコラサ
あれは紀の国ヤレコノコレハノサ
蜜柑船蜜柑船蜜柑船ジャサマヨ
一寸コラサあれは紀の国ヤレコノコレ
ハノサ蜜柑船……
豊年じゃ万作じゃ明日は旦那の稲刈で
小束にからげて一寸なげた投げたサッサ
枕に投げた枕にイヨとがはないヲセセ
ノコレワイサホベラニホガサイタ
此の状かいな豊作じゃ万作じゃ寝んね
こせ寝んねこせねんねのお守りは何処
へいたお山を越えてお里へかお里のお
土産何貰た、でんでん太鼓に笙の笛寝
ろちばよ、ねろちばよ、ねろちば寝な
いのか此の子はね、国土安穏