死ぬまでおんな – 古都清乃

夕暮れどきに灯りが映る 水面(みなも)を見つめて
春まだ遠い町にひとり 私は住んでいます
思い出橋で出逢ったころ あなたはいまでも覚えていますか
季節は流れ 時は過ぎ 帰らぬあの日
私はおんな 死ぬまでおんな 死ぬまでおんなです

思い出ひとつ大切にして 私は生きます
あなたのことだけ忘れられず ひとりで待っています
思い出橋の約束を あなたはいまでも覚えていますか
鏡のなかのお化粧も せつない夢も
私はおんな 死ぬまでおんな 死ぬまでおんなです

川の流れはどこまで続く 流れる年月(としつき)
名も知らぬ花は 咲いて散って ふたたび咲くのですか
思い出橋で見る月を あなたはいまでも覚えていますか
赤いくちびる 黒い髪 はかない運命(いのち)
私はおんな 死ぬまでおんな 死ぬまでおんなです

死ぬまでおんなです

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