ありったけの手持ちのゆとりやポケットの中のぬくもりをひずみきった国々にポツンと落としてやるのさ 要なしの人間なんているわけはないと神様はいつも僕に言うけど本当のところは口をつぐんで誰も言おうとしないけど 気球に乗って ほこりになってゆられたい 今ひとつこの気球が昇っていかないのは僕をおどらせる俗物どもが足元にしがみついているからさ胸いっぱい風を集めよう名もなき同胞が抹殺されて価値あるブルジョアが生き残る
ふと後をふり返るとそこには夕焼けがありました本当に何年ぶりのことそこには夕焼けがありました あれからどの位たったのかあれからどの位たったのか ひとつ足を踏み出すごとに影は後に伸びていきます悲しい毒ははるかな海を染め今日も一日が終ろうとしていますしんせい一箱分の一日を指でひねってごみ箱の中 僕は今 阿佐ヶ谷の駅に立ち電車を待っているところ何もなかった事にしましょうと今日も日が暮れましたあヽ中央線よ空を飛ん
だが 君は帰って来ない夜道をぼくは帰ってきたのに君の窓明かりは消えたままさ月はあんなに明るいのに 町は居留守を使ってる呼んでも君は答えない疑問は頭から抜け出して路上でぼくの影になる 翼もないのに飛ぶこと覚え夜の物干し台にたたずんでいる命がけで飛ぶつもりなら夜よ 明けるな 君のために 女たちが笑ってる胸をはだけた夏の夜ぼくは静かにたたずんでいる君がどこにもいないので ぼくが持ってる一番高価なものを君の笑顔と
南へ下る道路には避難民があふれ僕は10トントラックで大阪へやって来たインターチェンジはいつも雨の匂いでいっぱいだから僕はやせながらぬれて立つ それはほんのささいなことで僕は酔っぱらっていたのかも知れないんだけど僕がやって来た夜御堂筋はレース場で 心斎橋はこの世の人だまりその中を真夜中にうろつく僕には今何の地位も将来も約束されてはいない 南へ下る道路には避難民があふれ僕は10トントラックで大阪へやって来