お水取りです 月まで凍る手と手をかさねて あすかの里にそっと寄り添う 石舞台恥じらいながら 背をむけるしのび恋でも いのちがけ雨がはらはら 奈良の夜 人目が気になり 肩さえふれず逢瀬の哀しみ 吉野の深山さだめはかない 恋だけどぬくもりひとつ ほしいのよ抱いて下さい もういちど雨がしとしと 奈良の夜 湯けむりたなびく 十津川ほとり瀬音がせつない 愛しさつのるこらえきれずに 涙ぐむおんなの願い ただひとつ