瓦屋根の隙間から 飛行機雲が線を引く大きすぎるサンダルで すぐに空き地へ飛び出した 首が痛くなるほどに 空を見上げたあの頃のときめくような あの夢を忘れてしまっていたようだ 雪が溶けるように 時は流れて山が枯れたように 時は佇む 忘れられた少年に 会いに行きたい一度だけ子供の頃の自分に 教えて欲しいことがある めがね橋を渡る時 魚きらきら弧を描く麦藁帽子飛ばされて 水辺の花に日傘差す あいつと川へ飛び込んで
あれから幾度と 月が欠け日は沈みそう 想い出は 暖かな灯火 また 夢で逢えたなら 微笑み交わすの 蛍舞う頃 話したいことがたくさんあった腕時計隠して 時を止めたの あれから幾度と 花が咲き種は落ちそう 胸の奥 焼きついた景色も また ここに来る頃は 梅雨空へ移る 蛍舞う頃 オレンジの雨が 夕日に光る髪濡らし 頬伝う雫拭った 名前刻んだ石の前であなたの遠い記憶たどる 蛍舞う頃 この川を 二人手をつないで̷
あなたは力なく 私を抱きしめたその時 愛の終わりを悟りました 喜びと悲しみ 行ったり来たりあなたの気持ちは 気まぐれ天気 心の振り子が 左右に揺れる真っ赤な糸が 色あせてゆく いっそもう このあたりでぷっつり 切ってしまったらあなたは 帰ってくるのでしょうか息切らせ 昨日と明日の 谷間にかかる虚空という名の つり橋の上 命の振り子が 左右に揺れるか細い糸が 私をつなぐ いっそもう もしもここでぷっつり 切って
風は僕の上を 今もすり抜けて鳥は低い空を 弧を描いて飛んだ 夢は僕の中で 淡く色づいて歌は君の窓に いつか届くかな 聞きたい声は いつかの夢に重なって揺らぎだして 壊れてしまう 僕の涙の河は すぐに あふれてしまう僕は涙の河を 泳いで疲れてそして眠るかも君は笑うかもしれない… 空は雪の風に やがて変わるだろう君は少し離れて 空を見上げてた 君の白いコート いつも追いかけて雲は弱い僕を 少し遠ざけた 逢いたい夜
涙の色は 青い硝子の色夕日に溶けて 流れて散る 夜のとばりが この部屋に降りてきたら僕は迷わず 夢を見る 窓に置いた ろうそくに 明かりを灯してそっとこぼれないように 涙の粒を集めたよ 時が止まる もう何もいらない 夜は鮮やかに 降る
捨てられずに居た たった一枚の遠い街からの あなたの絵はがき 色あせたインクは 想い出遠ざける消えた文字探して 記憶をたどる 無常のベルは鳴り響き寒い朝 車輪は回った 扉のガラスに すがりつくような私の指先 冷たくて赤い反対側から 合わせてくれた手あの頃のようには 温かくなかった すごした日々消すように音を立て 車輪は回った 愛するあの人 待っているのでしょう?離れていくのね 知らない街へと吐息で曇った あ
私が吐いた悲しい嘘壊れる愛を繋ぎたかった 暗闇の中 独りよがり揺れる心を 絞めつけていた 小さな部屋で かけたレコード今も夕暮れ時に 聴いていますか? 一度は愛を信じた私二度とは戻れない二人 私はゆらゆら 揺れて流されて蜉蝣のように そっと絶えてゆくだけ 私が吐いた愚かな嘘全て集めて ぶつけてみても あの裏切りは 消えることなくそれでもあなた忘れられない くすんだ壁に貼ったポスター今はもう色褪せて 捨てたでしょ
夏休み (陶器まつりの)五条坂 (陶器まつりの)夏祭り 絞りゆかたを着せられて 長い坂道歩いたよちょっと大きな藍色茶碗 母さん選んでくれたっけ蜻蛉が三匹 描かれてた 夏休み (陶器まつりの)五条坂 (陶器まつりの)夏祭り 水風船と棉飴持って 人とぶつかり歩いたよひとつ上のひろみちゃん 鬼灯ギュっと鳴らしてた出来ない僕を笑ってた パチパチ… パチパチ…松葉が開く 線香花火香る京都の夏休み チリン… チリン…ガ