おんな山唄 – 北見恭子

楔(くさび)ぶちこみ 石を切る
音の谺(こだま)で 山が泣く
好きな男を 追いかけて
いつか二度目の 春になる ヨー ヨー
情けがたよりの 山暮し ヤレ キコン キコン

親のこころが 今になり
しみる綴(つづれ)の 単衣帯(ひとえおび)
逢いに行(ゆ)きたや 鳥になり
ごぶさたばかりの おかあちゃん ヨー ヨー
廻しておいでか 糸車 ヤレ キコン キコン

雲が流れて 日が暮れて ヨー ヨー
涙がこぼれて 星になる ヤレ キコン キコン