石巻の女 – 北美幸二

伝えない秘密を その胸に
耐えてる姿が いじらしくって
そっと抱きよせ 口づけた
遠く鳴瀬の
遠く鳴瀬の灯も赤い
石巻(いしのまき)の女

何んにもいらない 欲しいのは
あなたの真心 ただそれだけと
瞼おさえて つぶやいた
月の浦さえ
月の浦さえ泣きじゃくる
石巻(いしのまき)の女

薄情者よと この俺を
流しているだろう 北上川(きたがみかわ)に
捨てて来たんじゃ ないんだぜ
夢を待とうよ
夢を待とうよ今に来る
石巻(いしのまき)の女

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