燃える太陽 相馬の浜に響く陣螺(じんら)の 夏祭り駒の嘶(いなな)き 勇ましく右に左に たてがみゆれりゃお神酒(みき)酌(の)みほす(ソヤホイ)お神酒酌みほす(ソヤホイ)辰五郎 誰がつけたか 飲んべえ辰と酔えば喧嘩だ 手におえぬ愚痴はいうまい 男ならせがれ背負って 荒駒(あらごま)ならし飲まなきゃやさしい(ホイホイ)飲まなきゃやさしい(ソヤソヤ)辰五郎 女房みてくれ 男の意地を白い鉢巻(はちまき) 陣
谷川岳から 吹く風よりも心に沁みます 送り風私をこんなに 惚れさせといて次の逢瀬も 言わずに帰るなみだ堪える みなかみの宿 日暮れりゃ月夜野 舞い飛ぶ蛍灯りをともして この胸にどんなに遠くに 離れていてもあなたひとりを 守って生きるさだめ哀しい みなかみの宿 男はいつでも 浅瀬を歩く女は深みで 溺れるのふたりで渡った 笹笛橋よ憎いひとでも あなたがすべて瀬音切ない みなかみの宿
誰もいない 誰もいない裏窓ぬらす 雨の音酒で心を だましだまして飲んでも今夜は 酔えないわ髪をやさしく あなたは撫でてどんな時でも わがままをあなたは笑い 聞いてくれたわ忘れられない 忘れられない 愛の日々 誰もいない 誰もいない唇さえも 冬の色夜の鏡に 紅をひいても無口な心は 晴れませんひとりぽっちの わたしのためにあなたお願い もう一度明日を生きる 希望の詩を昔みたいに 昔みたいに うたってよ ひ
雨が降るから 泣けるのか恋の重さに 泣けるのか逢えば死ぬほど愛されてとけて乱れる黒髪の夜の湯の町 女のしぐれ かくれいで湯の 湯の花は一夜あければ 紙の花想い残さぬはずなのに女一色染められて今朝は他人の 別れがつらい 浮いて流れる 恋もある切れば血が出る 恋もある今度いつとも聞かないで傘をあなたにさしかける雨の湯の町 女のしぐれ
桜の蕾が 淡雪とかし空に咲く日も あとわずか町を流れる 音無川の岸にたたずみ 灯をともす赤提灯の おんなにも聞かせてください 春の音 小さな坂道 つまずきながら生きるわたしの 通り路涙こぼした 音無川に顔がゆれます あの人の惚れてはだめと ひとり言見させてください 春の夢 最終電車の あかりの帯が笛を鳴らして 遠ざかる明日(あす)を信じた 音無川にいつかお酒を 流す日はすこしでいいの 私にも倖せくださ
持って生まれた 運命まで変えることなど 出来ないと肩に置いた手 ふりきるように俺の背中に まわって泣いたあれは… おゆきという女 少しおくれて 歩く癖それを叱って 抱きよせたつづく坂道 陽の射す場所に連れて行きたい このままそっとあれは おゆきという女 湯気に浮かんだ 茶柱で明日を占う 細い指どこか不幸がとりつきやすいそんな気がする ほくろがひとつあれは おゆきという女
やめとくれ 別れ間際のやさしさは女心には 罪なだけなのさ本気で惚れていたよ 最後の恋人(ひと)と決めてた私なら心配いらない 一人に戻るだけさよならには 慣れているさこれが初めてじゃ ないもの やめとくれ 肩を抱かれりゃ切ないよ今はぬくもりを 忘れたいのにさ本気で惚れていたよ 最後の恋人(ひと)と決めてた想い出の中ではいつでも きれいでいたいから泣かせないで 早く行(い)きな後ろ姿は 見たくない 本気で
咲かずじまいの 男の夢を傍(そば)でささえて くれた奴愚痴も涙も 飲み込んで尽くす笑顔が いじらしいおまえだけだよ おまえだけおれの道づれは ままにならない 世間を拗(す)ねて何度おまえを 泣かせたか口にだしては 言わないが詫びているんだ こころではおまえだけだよ おまえだけおれの道づれは 惚れた同士が 肩寄せあって越えた苦労の 九十九(つづら)坂たまにゃ屋台の おでん酒ふたり飲もうか 水いらずおまえ
夢でかくした 心の寒さ春の陽ざしを 待ってるお前右手の細さは 苦労ぐせやつれた横顔 涙ぐせこれからは これからはおしどりのようにお前一人の 幸せに 生きてゆく 酒に酔っては 悪たれついて何度 お前を 傷つけたやら悲しい時でも 微笑みで許してくれたね この俺をこれからは これからはおしどりのようにそっと気持ちを 重ね合い 生きてゆく 人は生まれて 誰かに出逢い愛を分けあう この人生の二人で一つの 命なら
隠しきれない 移り香がいつしかあなたに 浸みついた誰かに盗られる くらいならあなたを 殺していいですか寝乱れて 隠れ宿九十九折り 浄蓮の滝舞い上がり 揺れ墜ちる 肩のむこうにあなた……山が燃える何があっても もういいのくらくら燃える 火をくぐりあなたと越えたい 天城越え 口を開けば 別れると刺さったまんまの 割れ硝子ふたりで居たって 寒いけど嘘でも抱かれりゃ あたたかいわさび沢 隠れ径小夜時雨 寒天
はぐれ蛍が よりそってしあわせ手さぐり 夢さぐりきれいごとでは 愛しきれないこの人と この人と命かさねて生きるふたりの 濁り川 抱いてください おもいっきり明日のゆくえも わからない夜のすき間を こぼれて落ちてこの人と この人と躰こがして生きるふたりの 蛍川 水が濁った この街に蛍は住めぬと 人はいういいの一緒に 翔べたらいいのこの人と この人とおなじ運命(さだめ)を生きるふたりの 情け川
惚れていたんだ おまえにだけはぐちになるから 言葉にゃださぬ風がしみるよ 心がさむいちょいと人生 かくれんぼ灯りひろって ちどり足 わかるもんかよ やさしさだけじゃ生きてゆけない 男のにがさバカな奴だよ 背中をむけてちょいと人生 かくれんぼ意地をとおして ひとりぼっち 時がうつれば 世間も変わる変わりようない おいらの心酒よ今夜は 酔わせてほしいちょいと人生 かくれんぼ泣いて笑って 生きてゆく
佐渡へ佐渡へと 流れる雲にのせてゆきたい わたしのこころ離れて四十九里 小木の港は波の果てあなたに逢いたい声をしのんで 啼く千鳥 ハァー 佐渡と柏崎や 棹さしゃとどくよなぜにとどかぬ この想い 佐渡の日暮れの 荒磯波はあだし仇波 寄せては返すあなたと踊ったおけさ流しの 篝火(かがりび)に想いをこがした赤いシャクナゲ 咲く岬 佐渡のつばめは 千里の海も恋のつばさで越えるときいた小雪がちらちら 舞えばせつな
一円玉の旅がらすひとりぼっちで どこへゆく一円玉の旅がらすあすは湯の町 港町一円だって 一円だって恋もしたけりゃ 夢もあるああ出世街道 どこへゆく 一円玉の旅がらす好きなあの娘を ふりきって一円玉の旅がらす風に浮雲 子守唄一円たって 一円だって生まれ故郷にゃ 母がいるああ出世街道 どこへゆく 一円だって 一円だって恋もしたけりゃ 夢もあるああ出世街道 どこへゆく
約束もなく 日が昏れて衣笠山に 一番星です蚊柱(かばしら)を追う 蝙蝠(こうもり)も機織る音も 変わらないですね夏は 火の車 抱いたまま冬は 心に闇を 凍らせて母が唄った 星の歌あの星は あの星はあなたにとって 何ですかあぁ 時は身じろぎもせず悠久のままあぁ 時は身じろぎもせず悠久のまま千年の古都 これほど星が 多いとは玻璃(ガラス)の街で 忘れていました根付の鈴を 嬉しさに地蔵の辻で 鳴らしてみま
たどりついたら 岬のはずれ赤い灯が点く ぽつりとひとついまでもあなたを 待ってるといとしい おまえの 呼ぶ声が俺の背中で 潮風(かぜ)になる夜の釧路は 雨になるだろう ふるい酒場で 噂をきいた窓のむこうは 木枯まじり半年まえまで 居たという泣きぐせ 酒ぐせ 泪ぐせどこへ去(い)ったか 細い影夜の函館 霧がつらすぎる 空でちぎれる あの汽笛さえ泣いて別れる さい果て港いちどはこの手に 抱きしめて泣かせて
北のはずれの 小さな港あの人想って もう二年追って行きたい 船もない知って鳴くのか かもめどり肌が淋しい 一夜の夢を添えた日胸に 浜酒場 窓に映るは 面影ばかり硝子戸ゆすって 風が吠く好きと言われた うれしさに酔って私は 燃えました酒よも一度 逢わせておくれはまなす紅い 浜酒場 雪が横から 海へと落ちる死にたくなるほど 求めたい波の向こうの あの人を夜が来るたび 恋しくて情けあるなら 戻って来てよ汽笛
胸の中まで 瀬音を立てて泣いて流れる おんな川消えたあの人 追いかけてさがせば未練の 水しぶき天城(あまぎ) 湯ヶ島(ゆがしま)…肌に 肌に冷たい あぁ…伊豆しぐれ 旅の酒場の 盛り塩さえも軒(のき)のしずくに 溶けてゆく夢も小さな 倖せも幻みたいに 消えてゆく河津(かわづ) 修善寺(しゅぜんじ)…泣いて 泣いているよな あぁ…伊豆しぐれ 好きになったら 戻れはしない抱いて下さい もう一度差(さ)して
つらい涙を 背中にかくし俺をささえてくれるやつおまえだけ おまえだけ この世にひとり体いたわれ むりするな言えばうなずく 笑顔がいとしいよ たまに息抜き しなけりゃだめとどこでやりくり お酒をつけるおまえだけ おまえだけ この世にひとり口にゃ出さぬが こころでは詫びているんだ おまえのやさしさに 春がふたりに めぐって来たら花でおまえを 飾りたいおまえだけ
後を引くのは 判っていても想い出づくりの 二人旅これが最後の わがままならば舟に揺られて 橋めぐり…あやめ咲かせた 潮来の雨はなんで別れの 雨になる いっそ酔いたい 呑めない酒に今夜が着納め 宿浴衣窓の外では よしきりまでがつらい二人に 貰い泣き…出島 真菰の 潮来の雨は朝に未練の 雨になる 無理を言っては いけない人に無理を通すも 女ゆえあやめ濡らした 潮来の雨は止まぬ涙の 雨になる
何の約束も 口にしないであなたと暮らせたら それでいいのよ百年先でも あなたひとりを愛してゆくでしょうそれ程好きなの 倖せだから 大丈夫寄り添いながら 歩くから もっと 強く 強くもっと 永く 永く抱きしめて 抱きしめて 躰もこころも死にたくなる程 あなたが好きよ 北風にゆれる
男が船を 出航(だ)す時は海とがっぷり 四つに組む覚悟を胸に しまってる沖の漁場は おとこの土俵泣くも笑うも 笑うも泣くもエンヤラ ドッコイドッコイショ腕しだい   暴風雨(あらし)が 船を叩くときや負けるもんかと 力こぶ気合を入れて 舵を取れ死んだ親父の 励ます声が波の間に間に 聞こえて消えてエンヤラ ドッコイドッコイショ血潮(ち)がたぎる 大漁旗を 押し立てて帰る港は 日本晴れ男冥利の 心地よさ可愛い
北の北の名もない 岬のはずれかもめも一羽で 鳴いている忘れられない 女をひとり噂をたよりに たずねて歩くお前のいそうな さびれた町はいまも雪の残る 冷たい北の町 沈む沈む夕陽に 粉雪舞えば灯台あかりも かすんでる人の目をさけ 重ねた愛を心にきざんだ 面影ひとつ淋しい笑顔が 浮かんで消えぬ胸にそっと残る 冷たい北の町 遠い遠い汽笛は なまりの空へ涙の糸ひく 声になる風にふるえて 泣いてはないかか細い肩先
あなたが悪い わけじゃない惚れた私が いけないの叶わぬ夢は みないからそばにいさせて 捨てないでごめんね ごめんね わがままばかりこころに夢風 なみだ風 酔風ごころ あなたに逢えて 幸せよ添えぬ運命(さだめ)の 二人でも愛した人は あなただけ生まれ変わって 尽くしたいごめんね ごめんね わがままばかりこころに夢風 なみだ風 酔風ごころ 私が決めた 恋だから泣きはしないわ 悔やまない一人の夜は 空をみて
歌も歌えぬ お酒も呑(の)めぬつまらぬ男(おとこ)と 笑った女(ひと)が今は隣(となり)で 眠ってる枕はずして 寝返りうって指をからめて 夢の中ついておいでよ この俺に 辛(つら)い暮(く)らしを していたんだね小さな幸せ はしゃいだ後に嬉し涙か 泣き笑い名前呼んだら 背中をむけて恥ずかしそうに うつむいたついておいでよ この俺に 過ぎた事など 口にするなよお前のおかげで 笑顔になれる折った折紙 だま
かすかな音を たてて咲く宵待草は 哀愁の花せめて せめて 百日 愛せたならば命捨てるよ この恋に 別れ話に うなづいて眠った頬(ほほ)に 涙のあとがせめて せめて 百日 抱きしめたまま忍び泣きする この恋に お前の好きな 腕まくらしびれた右手 そおっと外(はず)しせめて せめて 百日 早くに逢えたらふたりぼっちの この恋に
女泣かせの 通り雨やむ気なさそに 降り続く捨てる恋なら 夢ならばなんで優しく 抱いたのよ酔って大阪 泣いて大阪あなたが あなたが にくい 女恋すりゃ 初心(うぶ)になる惚れて信じて 尽くしたのつらい仕打ちの わかれ傷なんで黙って 消えたのよ酔って大阪 泣いて大阪あなたが あなたが ほしい 女ひとりの なみだ酒飲めば恋しさ つのります夫婦(めおと)気どりの あの暮らしなんで忘れて 生きられる酔って大阪 
愛を重ねて 手を取りながら歩き続けた しぐれの道をでこぼこ 泥んこ 北の風長い日蔭も いつの日かふたりにだって 陽は射すものと空を見上げて ほほえむお前 夢をつないで 露地裏住いいつの間にやら 今日まで来たわ時おり 頬うつ 向い風今は螢火 くらしでもふたりでお酒 酔えたらいいと涙つまらせ ほほえむお前 希望(のぞみ)ひとつに 汗拭きながら登り続けた しぐれの坂をみぞれに 木枯し 冬の風雪も解ければ あ
肩の薄さよ うなじの細さ苦労ばかりで すまないね何もやれない 俺なのにあなたでなけりゃと すがりつく倖せが 倖せが きっとくる命まるごと 預けたい 小雪舞い散る 浮世の隅で無口同士が 肌よせる胸に哀しい 傷を持つやさしいおまえの 思いやり倖せが 倖せが きっとくる命まるごと 預けたい 夢を語れる おまえがいればおとこ心は 癒されるふたり笑顔で 支え合い咲くまで待とうか 桜花倖せが 倖せが きっとくる命
津軽海峡 真冬の沖も漁師仲間にゃ 宝の海だ飛沫(しぶ)きかぶって 漁場へ進み競う船出は 度胸船きっと港の 秤にのせる男の夢追う まぐろの海だ 波が逆巻(さかま)き 凍てつく中で銛(もり)を討つまで 弱音は吐かぬ老いて待ってる おふくろさんにでかい獲物を みせたくて糸を引く手に 力がたぎる豊漁祈って まぐろの海だ 津軽海峡 吹雪いてやまぬせかす海どり 一番船だ今日でふた月 あたりもないが漁師だましい み