男松 — 北島三郎

岩を背中に 根を張りながら
雨の潤(うるお)い 命の支え
負けてなるかと 見上げれば
越えた幾春(いくはる) 数いくつ
耐えている
強い姿は 男松

前を見ながら あせらず行けと
母のやさしい 笑顔が浮かぶ
照る日曇る日 世の習い
風に叩(たた)かれ あおられて
耐えている
強い姿は 男松

過ぎた昨日は 振り向かないで
夢は明日に 持てばいい
生きる厳しさ 苦しさを
そっと教えて くれる幹
耐えている
強い姿は 男松