希望(きぼう)にふくらむ 銀(ぎん)の猫ヤナギ今年も街角で 春を告げてるあれから何年 歩いたでしょうかあなたと共に 夢の道いいことばかりじゃ なかった‥死にたいくらいの 夜を越えて泣いても涸(か)れない 涙があると風にも消えない 街燈(あかり)があるとあなたは無言(むごん)で 教えてくれた人そしてあなた あなたへの 不滅(ふめつ)の愛 心のどしゃぶり 長い雨の後雲間(くもま)でよみがえる 空の青さよ
好きなお方に 会える日は三味線(しゃみ)の音色に 身も染まるだけど私は 籠(かご)の虫明日(あす)を縛られ 飛べないのあなたの情け 一筋を胸にからめる 紅の蝶 恋だ愛だと 色めけば沈む花街 闇(やみ)の川どうせ指輪は 夢だもの口紅(べに)を差す指 また痩せたあなたの写真 一枚が帯のお守り 紅の蝶 いつか私が 死んだなら紅い炎(ひ)が立つ 野辺(のべ)送りいいえ花など 望まない泣いてください ひと夜だけ
夕暮れ時には 銀座結びの女のおくれ髪が どこかみょうに色っぽい銀座 夜を染めて銀座 心も染めてすみだの風 柳ゆらしゆらゆらゆらとゆれている出会う恋 銀座ネオン 新内流しが 声をかけられひと節聴かせては 三味を片手に一杯銀座 何を求め銀座 人が寄り添う今も昔もこれからも夢を探して歩く街花よ咲け 銀座ロマン 銀座 何を求め銀座 人が寄り添う今も昔もこれからも夢を探して歩く街花よ咲け 銀座ロマン
(かごめ かごめ かごの中のとりは いついつ出やる) かごめの歌が 聞こえてきます少しうすめの 紅をさす赤い襦袢のその下はほんのり桜の白い肌格子を出られぬ籠の鳥何を思って 暮らせましょう まっかなまっかな 赤い風夕焼け空に吹く風はまっかなまっかな 赤い風好きになっても いいですか暮れ六つ 行燈 灯がともり何方迎える 宵化粧 どんな気持ちで 私を抱くの聞いてどうなる
声を立てたら 世間がさわぐ鳴いてくれるな 都鳥二人で揺られる…竹屋の渡し 隅田川親の許さぬ みちゆきならば朝を待たずに 忍び発ち 三社祭りで 袖摺り合っていつか人目を 忍び草逢瀬を重ねた…竹屋の渡し 舟着場男ごころの 情けに負けてあの夜解かせた おんな帯 どこへ行こうと 観音様がきっと心の 守り札後は向くまい…竹屋の渡し 隅田川固い契りを
薔薇に棘あり 色気あり十二単(ひとえ)の 花びらをひと夜ひとひら 十二夜を染めておんなの 恋舞台燃えますね 妬けますね薔薇ものがたり 棘がくちびる 恋しがる痛さこらえりゃ 恍惚の涙はらはら きぬぎぬの肌に降ります 恋舞台燃えますね 妬けますね薔薇ものがたり わたし魔性の おんなです夢のあとさき 筋書きに描けばいのちの 行き先は棘の地獄か 恋舞台燃えますね 妬けますね薔薇ものがたり
何もない手の平に 夢だけ握り故郷(ふるさと)をひとり発ち 列車(きしゃ)に乗った嵐の夜に耐え 日照りの坂を越えしみじみと感じた 大きな親の愛よああ人生 願った様にはならないが歩いた様には なってきた泣きたい時ほど 微笑うかべ地図のない道 私の旅は 若い日にぶつかって 離れた友が雪の夜ふらり来て 酒を飲んだ愛する人達が 教えてくれたこと幸せの棲家(すみか)は この手が届く場所とああ人生 思った様にはい
木枯らしが 雨戸を叩き誰かのかわりに 呼んでるよこの腕ほどけば もう二度とあんたに逢えなく なりそうで寂しいっしょ 寂しいっしょあんたが帰って しまったら寂しいっしょ 寂しいっしょ夜明けが来るまで そばにいてふたりでいたって 凍える夜にひとりじゃわたし 寂しいっしょ いつだって 気まぐれだから風の子みたいに 逢いに来るお酒じゃ癒えない さびしさに人恋虫が 鳴くんだね寂しいっしょ 寂しいっしょひとりで
涙を捨てに来たのでしょうか出羽三山(さんざん)見守る この町に赤い橋から 蛇の目を差して流れに逆らう おんながひとり三日町から七日町あぁ 雨の鶴岡 城下町 軒のしずくを 両手で受けて握って開けば 面影が宿の女将の ほほえみ見つめかじかむこころを 温める今の今でも 好きですとあぁ 雨の湯田川 湯のけむり 夢にあなたを 重ねてみても温海(あつみ)越えれば 国境鼠ヶ関(せき)の港の イカ釣り鉛にこれぞとばか
遅れて欲しい いで湯のバスはどうして早く 来るのでしょうかあなた信じて いいですか出掛けの宿の 約束を傘を差しても 心に積もるわかれ湯村の おんな雪 おんな雪 舞台で泣いた 芝居のように明日なき恋の 二人でしょうかあなた叱って くれたわねこの目に嘘が あるかって湯気を浮かべて 流れる川も名前うれしい 春木川 春木川 別れを急かす いで湯のバスは出逢いを連れて 来るのでしょうかあなた指折り 待ちますわ抱
僕のお嫁に なりたいと君が甘えて 泣いた日はどこか淋しい 野の花が匂いほのかに 咲いていた覚えているさ いまだってふたりで見上げた ちぎれ雲……故郷みたいに 懐かしくこころに残る たけくらべ 離ればなれに 暮らしても心と心 ひとつだよ遠い夜空に 浮かぶのは長いまつ毛の 君ひとり覚えているさ いまだってからめた小指の ぬくもりを……星影はるかに 名を呼べば逢いたさつのる たけくらべ 覚えているさ いまだ
軒に並んだ 赤ちょうちんの灯りが点る 裏小路あなた今夜は 呑み干しましょう苦労積荷の 荷をおろし夢をつぎ足す きずな酒 すこし不慣れな お酒の味も呑む程胸に 沁みてくる命ふたつを ひとつに束ねわき目ふらずに ついて行く添えて嬉しい きずな酒 雨が降る日も 風吹く夜もあなたがいれば 温(あたた)かい泣いて笑って 汗水流し生きて始めて 華も咲く心通わす きずな酒
格子づくりに 御神燈さげて兄貴ゃ宅(うち)かと 姐御(あねご)に 問(と)えば兄貴ゃ二階で 木遣りの稽(けい)古音頭とるのは ありゃ宅の人エンヤラ エンヤラヤエンヤラ ヤレコノセサノセ アレワサ エンヤラヤ 火消し稼業(かぎょう)の お前に惚(ほ)れてジャン ジャン ジャンと来た 心の火の手男意気なら まといにかけて取っておくれよ この消し口をエンヤラ エンヤラヤエンヤラ ヤレコノセサノセ アレワサ
あなたと寄り添いこの道歩く人目も気にせず手をつなぎあの日会わなきゃ今は無い浮草ぐらしのふたりでも いつかは大きな根を張って幸せ叶える 夢がある そぼ降る雨には相合傘で若くもないのに肩を抱く決めの台詞も言えなくて夜店の指輪を嬉しそうに 微笑むお前のいじらしさ守ってあげたい いつまでも もうすぐ桜が咲きますね私が一番好きな花なぜかと聞かれりゃあなたと私出会った季節が春だから 出会ったところはこの並木一緒に
思い出すのは いい事ばかり忘れられない 後影あなたあなたと 呼ぶ声ぬらす雨ににじんだ おんなの心恋しさ伝えて あの人に 消えぬ面影 だきしめながら灯りわびしい ネオン街飲めぬお酒を 涙で流しそぞろ歩いた 雨降り小路(こみち)ひとめ逢わせて あの人に やさしかったわ 私にだけは命がけです この恋に訪ね訪ねて もつれる足を裏町屋台の 灯りが?(わら)うせめて想いを あの人に
背中に重たい 小雨(こさめ)のしずく心の中まで からみつく相合い傘なら 絵になるけれど差しかけてくれる 人もないあなた今頃 どこでどうしているのやら逢いたいもう一度せめて大阪で せめて大阪で 行ったり来たりの 極楽とんぼないものねだりで お人好しそれでもあなたを 忘れられない心も体も 淋しがりあなた答えて 別離ばなしは冗談と優しく抱きしめてせめて大阪で せめて大阪で あれから暦も 半年余り五月雨(さみ
殿方(おとこ)はんもいろいろ いはるけどイロハのホの字で 惚れさせてあとは知らぬの 赤とんぼ忘れらない 竿の味祇園 宮川 先斗町悲しおすぇ 悲しおすぇ エエエ…罪な人 口説かはってその気に させはって四条 五条の 橋の上あとは浮気の お月様それじゃ河原の 枯れすすき祇園 宮川 先斗町悲しおすぇ 悲しおすぇ エエエ…悪い人 呑みまひょ 呑みまひょ ぱぱひゅーひゅーぱぱひゅー ぱぱひゅー ぱぱひゅーひゅー キリンさ
あなたの肩に 頬寄せてわたしはそっと 瞼(め)を閉じるただそれだけで 空を舞う 鴎になれた很幸福(ヘンシーフー) 很幸福(ヘンシーフー) もう一度逢わせて欲しい あの夢に………香港慕情 行き交う船を 七彩(なないろ)にやさしく包む 水灯りお洒落(しゃれ)なグラス かたむけた 港のホテル很幸福(ヘンシーフー) 很幸福(ヘンシーフー) もう一度酔わせて欲しい 夢の夜………香港慕情 翡翠(ひすい)の指輪 唇
雪の香りの 紅花小花裾(すそ)に散らせた 絹(きぬ)小袖(こそで)男は 女の 夢に生き女は 男の 夢に死ぬたとえしがない 役者の身でも夢は一途(いとすじ) 鶴(つる)之丞(じょう) 嘘と真実(まこと)を 絡(から)ませながら回る浮世の この舞台男は 女の 夢に生き女は 男の 夢に死ぬ旅の楽屋で 故郷(こきょう)の月に夢を重ねる 鶴之丞 涙かみしめ 襟(えり)白粉(おしろい)に情けひと刷(は)け 女形(
恋に命が 賭(か)けられますか愛を命と 生きられますか恋はいつでも 儚(はかな)いものと 泣いて愛の絆(きずな)を 切なく確かめてあなただけです ほんとよ あなただけこの世に一つの いのちと愛を 夢をみました 小さな夢をひとりぼっちを 埋(うず)めた夢よ寂(さみ)しすぎるわ 甘えてみたい 心嘘(うそ)で隠(かく)して 隠してひとりごとあなただけです ほんとよ あなただけこの世に一つの いのちと愛を 逢
我が恋は 千尋(ちひろ)の海の波間に漂う 捨て小舟愛しては 愛しては ならぬ人慕(おも)い届かぬ 闇の果ていっそこの身を 海に投げ もし生まれ 替(か)われるならば運命(さだめ)も知らない 白い貝縋っては 縋っては ならぬ人いつか藻屑に なるならばいっそこの乳房(むね) 三日月で 辿り着く 岸辺があればこの世のむこうの そのむこう恨んでは 恨んでは ならぬ人無情(ゆめ)に生まれて 夢のままいっそこの愛
むかしむかし そのまたむかし竹から生まれた 姫ものがたり夜毎母が 話してくれた心がゆらゆら 眠りについた月の夜に旅立った 娘のようにあなたも誰かを 愛するでしょう小さな命 抱きしめて昔ばなしの 子守歌 むかしむかし そのまたむかしお椀で旅した 小さな法師夜毎父が 話してくれた心がわらわら 眠りについた武士(もののふ)の生き方を 風に感じてあなたも想いを 伝えるでしょう愛しき命 抱きしめて昔ばなしの 
雨が私を 昔に戻す弱い女の 昔に戻す肩のしずくを 優しくはらいじっと見つめた あの人は私に愛を くれました 強く生きると 心に決めて涙かくして 暮らします冬の夜空に 面影うかべ思い出だけに 歩いても胸の痛さが 辛すぎる 朝の窓辺に 咲く花びらがそっとほほえみ くれました白い吐息も 風花になる二人で咲かせた 冬の花今夜は雪に なるかしら