今朝は大漁と 一升立てて酔えば十八番(おはこ)の 追分節(おいわけ)だ明日は時化だと 又呑んでいつの間にやら 大の字いびきそんな親父の あぐらの温み誰にも譲れぬ 場所だった 俺を抱き上げ 陽気に騒ぎ髭をすり寄せ 泣かせてさ肩に乗せては 聞くんだよ漁師嫌いか なりたくないか沖を指差し 自慢を語る潮焼け笑顔が 好きだった 同じ番屋に 子供が走り俺もやっぱり 呑んでるよ親父残した この船で海を相手の 二代目
惚れてつくして 死ぬ程惚れてつくしたりない 女の未練だめね だめなの 女ってそばに貴方が いるだけで幸せなんです このままで つらい時でも 貴方はいないどこにいるのか あてないままでだめね だめなの 女って口じゃ強がり 言いながら幸せなんです このままで なんの飾りも いらないけれどお前一人が 生きがいなのとだめね だめなの 女って酔えば涙で 注ぐ酒も幸せなんです このままで
今日はめでたい 金屏風縁が結んだ 皆様方に真心(こころ)こめての この晴れ姿見てて下さい 最後まで父母(おや)がみとめた この人と乗って行きます 長持船で 俺が育てた 宝だと嫁にやらぬと 言ってた親父(おやじ)口じゃ強がり 言ってはみてもなぜか気になる あの花嫁姿(すがた)一生一度の 喜びは引けば大漁の 長持船だ あげろ帆柱 天までも出船いちから 人生勝負涙こらえて 悔しいときも泣くな悔やむな くじけ