ねじれた美学 – 勇直子

墓標のように ビルが眠るよ
風は都会の ため息ね
夜明けに染まる シャツが羽ばたく
あなた… 青い鳥に見える

裏腹な街 誘惑の森
異性の迷路
でも恋は・いつも・ひとつ・だから

刹那・主義の
切なさの密度で愛して

おとぎ・話・じみた恋は 嘘っぽいだけ

上目使いは 流行遅れ
ナイフのように 抱きしめて
あなたの着てる シャツの皺ほど
私… 傷つきたい 気分

kissは 離れる 汗は乾くわ
あなたの泪
飲み干して・愛を・感じ・たいの

刹那・主義を
切なさでつないで未来へ

おとぎ・話・終わるための お話は嫌

甘すぎる愛はやめて
痛みのスパイスふりかけて…

棘が なくちゃ
赤い薔薇は偽物でしょ

傷が なくちゃ
二人の仲は 本物じゃない

刹那・主義の
切なさの密度で 愛して
おとぎ・話 よりもずっと 美しい筈