バイオレットフィズ – 加藤伎乃

頭の片隅 少しだけでも
常に私を覚えていてほしい

いつもの駅ですれ違う貴方
名前も職場も 何も知らない
なんだか気になり、目線で追ってみたけど
私の視線なんて気付かない

ある日の朝方 ハンカチ拾われ
目線が合った 貴方、心盗人

バ・バ・バイオレット
貴方はお月様
手が届きそうで届かない
バ・バ・バイオレット
私は湖
貴方を私に写すだけ

愛の駆け引き 連絡既読無視
淑女を演じてみるけどただのお友達
それ以上も以下でもないのが寂しい
前より近くなったはずなのに

綺麗な女性と腕組み歩く
私に気づいた癖に知らないふりしないで

バ・バ・バイオレット
貴方はお月様
赤い印が残せない
バ・バ・バイオレット
私は湖
貴方に私を写したい

いっそあの時出会わなければ
貴方の心が欲しいとか
寝てる間に薬指の鎖
チギリたいなんて思わない

バ・バ・バイオレット
貴方はお月様
朝には消えてしまうから
バ・バ・バイオレット
私は湖
貴方と明日を迎えたい