何年ぶりだろ 逢えてうれしいお下げの少女が きれいに変わったね夜汽車できみが去った夜ふるさとの鉄橋で泣いたっけ 泣いたっけ思い出すなあ 心にいつもきみがいたからあれからぼくも東京へ出てきたよひとりで酒を飲む夜は逢いたくて 淋しくてきみのこと きみのこと呼んでいたよぉ しあわせなんだね いまの君は指輪にはじらう 笑顔がまぶしいよ東京ふたり めぐり逢い夢ひとつ すれちがい好きだった 好きだった泣けてくるなぁ
誰を待つのか 赤提灯が風に揺れてる 裏小路遠い汽笛を 聞きながら二人で良く来た 酒場の隅で今はひとりの 今はひとりの 酒に酔う胸に泌み込む 冬しぐれ どんな苦労も 笑って見せて俺を支えて くれた女忘れかけてた 温もりが今夜も心に 淋しく浮かぶ愛を重ねた 愛を重ねた あの頃を思い出させる
北で育った色白の 色白の指でグラスに酌をする 酌をする訳のありそな指輪の 指輪の迹が妙に男の こころをそそる恋の函館 ナオミと… ナオミという女 ママに習った手料理を 手料理を食べてみてよと甘えてる 甘えてる聞けばアパート迷子の 迷子の仔猫とふたり暮らしと 寂しく微笑う花の仙台 今日子と… 今日子という女 虫も殺さぬ顔をして 顔をして恋を手玉にとる噂
愛していながら 運命にないて別れた女よ ちいさな背中もしもあの時 勇気があったならきみを奪えたものを…… 霧子 霧子よ霧子の街に 思い出の霧がふる 逢えなくなっても 心はひとつこの手に残る ぬくもり今もきみはやさしく つつんでくれたねぼくの悲しみ胸に…… 霧子 霧子よ涙にぬれて 思い出の霧がふる 生きてるかぎりは きれいなままで咲いてておくれ 愛しい女ようまれ変わって ふたたび逢えたならきっとしあわせにな
怒濤をかぶってヨー 度胸を磨く口じゃ言えないヨ 漁師の奥義おまえもいっぱし わかってきたと…そんな言葉が 聞こえるようなおやじの おやじの髭面に朝日が映えるぜ 千里の海だ かもめ騒いでヨー 刺し網捲けば銀の鱗がヨ 漁場の華だ言葉も荒らぶる 戦場だけど…網を起こして 飯食う時はおやじの おやじの丸い背がいとしくなるんだ 親子の海だ 沖の手柄のヨー 大漁旗を待っているだろヨ おふくろさんも凍る海でも 汗飛
遥かな時代の 美しさ海のある奈良(まち) 御食(みけっ)の国よ今もやさしい 故郷灯り北前船の 航路を照らす小浜旅情 ああ 栄華の旅路 はつ姫縁(ゆかり)の 常高寺(じょうこうじ)夢を織りなす 戦国絵巻旅の出逢いで 浪漫が揺れる三丁町の 歴史の格子戸(こうし)小浜旅情 ああ 忘れぬ旅路 誉れの殿様 忠勝公人情豊かな 郷土の誇り夕陽輝き 蘇洞門(そとも)に映えて若狭の海も 明日を祈る小浜旅情 ああ こころ
夜空に華やぐ 打上げ花火ふるさと恋しと 夜汽車(ぎしゃ)に乗る松上げ炎(ほむら) 篝火(かがりび)燃えりゃあなたの輝く 笑顔を照らす…小浜の夏よ あの日の誓い今でもやさしく 寄せるさざ波 そよ吹く秋風 稲穂を揺らし放生(ほうぜ)の祭の 早や季節海鳴り遠く 高鳴る囃子二人の苦労を 忘れるように…小浜の秋よ 色づく夢よ明日の幸せ 祈る夕焼け 雄々(おお)しき冬山 吹雪も哭(な)いて荒(すさ)ぶるしぶきの