のれんに染みた 歳月をしまう夜更けに 思い出す修行時代に 涙こらえた失敗も今じゃ大事な 味形見屋台引いてた 親父の手赤くて でかくて 痛かった見上げた夜空に 北の星 あれほど好きな 酒なのにいつかぴたりと やめたのは半端なりにも 一丁前に この俺が一人立ちする 日を願う間口二間の 店だけど親父と 呑み合い したかった見上げた夜空に 北の星 混み合うときは 手伝ってくれるあの娘は おふくろ似所帯持つには
風に打たれて 雨に濡れても生きる望みは 果てなく燃えるああ人生の 節目を迎えて大きな 志(こころ)で また登る男だ 勝ち誇れ 親指突き挙げて 川の流れも あの山 雲も俺も一緒に 生きているああ人生の 節目に佇み焦らず 慌てず しなやかに男だ 存分に 一度の人生を 明日の命を 運に任せて生きる勇気は 揺るぎないああ人生の 節目を越えて己を おごらず 円(まろ)やかに男だ 勝ち誇れ 親指突き挙げて
久しぶりに 今日は父子(おやこ)でテーブル囲んで 鍋料理軽いジョークで 盛り上がりいつもの父と子に戻るもしも辛い事が あったら父さんに遠慮をしないで 話しておくれ君が背負う 心の傷は父さんの傷になり君が願う 希望は父さんの 希望になる 部屋に飾った 古い写真はいたずら盛りの 頃のもの君が小学五年生今でも笑顔は変わらない愚痴も言わずに 頑張り続ける姿を見てると 涙が落ちる君が想う 明日の夢は父さんの 
忘れられない 一畑(いちばた)電車さだめ儚い 恋だった逢いたくて 逢いたくて 訪ねて来たよ 宍道(しんじ)湖すぎれば 大社線(たいしゃせん)あしたはどの空 出雲の女よ 風の噂じゃ いまでも一人うすい陽ざしの 根なし草淋しげな 淋しげな やさしい笑顔 夕日みつめる 日御碕(ひのみさき)おもかげ恋しい 出雲の女よ 出雲大社に 祈りを捧げかたく結んだ 縁結びしあわせを しあわせを おまえにあげる どこにいるのか 
君と出逢った 一の谷春爛漫の 花吹雪憂いを秘めた うなじのあたり花よりもなお 美しくああ高瀬川 面影を想い浮かべて そぞろ歩いた 稲佐浜(いなさはま)夏夕暮れの 漁火よぬくもりひとつ 抱く影ふたつ誰よりもなお しあわせにああ高瀬川 街の灯を今日も写して 募る海鳴り 日御碕(ひのみさき)渡る雁がね 鳶ヶ巣城(とびがすじょう)ふたりの胸に ふくらむ夢は愛よりもなお 藍染めてああ高瀬川 吹く風も明日に向かい