手紙 — 冨永裕輔

遠く離れていても 寂しくなんかないよ
あなたのそのやさしい声 まだ心にあるから

ねぇ、覚えていますか? こうして手紙書いて
折りたたんでそっと渡した あの校舎で

あの夏の放課後
並んで見た 沈みゆく夕陽
いまも まぶた閉じれば
あの日のまま 眩しく揺れるよ

茜色に染まった あなたのその横顔
日焼けしていた 肩の温もり 覚えているよ

遠く離れていても 寂しくなんかないよ
あなたのその熱い瞳 胸にあるから

あなたのいる場所から
私のこと見えていますか?
いつかまた逢えるまで
あの夕陽が照らす道 歩くよ

でも、本当の気持ちは
あなたのそばにいたい
その言葉は胸にしまって 封をするよ
その言葉は胸にしまって 封をするよ