心の寒さに 温もりくれたそんなあなたに 胸焦がすここは奥美濃 馬坂峠人の運命の 別れ道風に乱れて あぁ…おんなの峠道 雪まだ深く 春待つ花は女ごころの 淋しさよそっと顔出す 雪割り草ね時の流れに 負けないで辛させつなさ あぁ…おんなの峠道 深い谷間の 根雪も解けて薄墨桜の 美しさ色の移りに 未練を捨てて点す灯りの 恋ひとつ離さないでね あぁ…おんなの峠道
逢うが別れの 相合傘で渡る浮世の 涙橋すがりついても 結べない恋の綾糸 思い切る宿にふるふる 湯の山しぐれ 妻や子もある あなたに賭けて生きた女の 綱渡りどこか似ている ロープウェイ未練さゆらぐ ゴンドラの窓にふるふる 湯の山しぐれ まるで真珠を 散らしたような遠い夜景の 伊勢平野せめて終りは 美しくかざりなさいと 咽びなく滝にふるふる 湯の山しぐれ
苦楽の山坂 共にして越えて来ました 夫婦道色々あったね ねえあなた辛い思いも 忘れて捨てて明日に夢を 賭けて来た愛が支えた 愛が支えた 銀婚式 何度も離婚を 覚悟したそんな昔が 懐かしい色々あったわ ねえあなた涙濡らした ふたりのあの日今では 笑い話だね愛が支えた 愛が支えた
女が一人で 待つ部屋は寒さばかりが 身に沁(し)みるこれでいいのと 呟(つぶや)いてお酒にまぎれて いるばかりこぬか雨降る こんな夜は夢で 夢で 抱かれたい今宵枕も 泣いてます お前に幸せ あげるからそんな言葉に すがりつき耐えて忍んで 来た私切ない運命(さだめ)に 縛(しば)られて晴れて添えない 身の上の辛い 辛い 恋に泣く火照(ほて)る躰(からだ)を 持てあます あなたの為なら 死にもするこれが私
時代(とき)は戦国 下克上国は乱れて 山野(さんや)は荒れる尾張の虚気者(うつけ)と 笑わば笑え今に見ていろ 今に見ていろ 信長がいつか天下を 治めてみせる 美濃の道三(しゅうと)に 託されて遥か見おろす 濃尾の平野天下を睨(にら)んで その名も岐阜と国の平和を 国の平和を 願いつつ俺がこの手で 掴(つか)んでみせる 天下統一 ひとすじに夢に向って 生き抜く姿六十余州に その名はひびく織田の信長 織田
お酒の ちからで別れ話は もうやめてつらさ増します 他人宿今夜かぎりね…あなたが捨てる 私など悪い女に なっていいのでしょああ かなしい…雨が降る 涙が こぼれるそっと押えて その指で未練化粧の 他人宿さがさないでね…あなたの愛の 片隅にこんな私も 置いて欲しかったああ かなしい…雨が降る あなたと 呼ぶひと私これから いないでしょ長い廊下の 他人宿送らないでね…ひとりの旅の はじまりはもっとつめたく