あなたを亡くして 私はひとりあれからいくつの 終わりを見ただろう 去りゆく月日を慈しむように夕日が窓辺を灯してゆくの もし世界が闇を彷徨ってすべての光を閉じるときが来てもどうぞあなたと過ごしたこの部屋でもう一度ふたりの夢を見させて この世界が光に包まれてあなたの元へと旅立つときが来たらどうぞあなたを愛したこの部屋で最後にふたりの夢を見させて
広い宇宙を彷徨う魂が時間を超え 闇を抜けて ある日出逢った永い旅路の終わりを告げるように生命の火を燃やすように 愛は生まれた 新しい風が私を導いてく今まで見てた夢は砕けて散った何もかもすべてあなたに預けるから願いが届く場所へ私を連れて行って 出逢いはいつも儚く消えたけど孤独という自由だって悪くなかっただけど何処かで奇跡を信じてた訪れる日の予感だけをそっと探した 流れゆく時を 迷える海の果てをあなたの腕の
幼い子供が何度も「ママ!ママ!」と呼ぶようにもっと私だけを見てほしいと愛を求める 私を苦しめる“あの時”と似た感情なぜいつも現れるの 怖くて不安で楽になりたくて あなたを傷つけただけどそれはきっと 私自身を傷つけていたの 心の奥深い場所で「カタカタ…」と音がする「ここから出たい…」と また誰かの声が聴こえる 夢の中で見た金色に光る箱そう それは パンドラの箱 私のいちばん醜い姿が鏡に映るたび目をそむけて 深
空と海と オリーブの風ここに来ると 素直になる 言えない想い 風に乗せたならそうきっと 願いは叶う 光と影が 溶け合うとききみの前に 道がのびてゆく手をつなごう 想い出を超えて天使たちの 歌声が聴こえる 希望をひとつ カバンにつめて誰にも告げず 旅に出たの なくした夢も 傷ついた恋もまだ胸を 締めつけるけど 流れる雲が 遊ぶように果てない空に 自由を描くよふいに涙 こぼれ落ちたなら止まった時が また動き出す
音もなく降りつづく雨がひとりきりの部屋に ただ響く 暗闇であなたの名を呼ぶさまよう声だけがまだ夢を見てる rain… どこにいるのrain… 私の声 聴こえてるならこたえてrain… ここでひとりrain… 待っているのあなたの帰りを 今でも まだ残るあなたの匂いに顔をうずめたまま 今日も終わる 月は泣き 星は枯れてrain… 風は黙り 朝陽は沈
冬の鴎が 旅立ちを待ってる舗道の桜も まだ時季を待ってる木枯らしがこの街の思ひ出を包むように悲しみは霞む空へ 遠い日々は夢の中 冷たい手をした君を部屋へ誘った視線を逸らしてくちづけを交わしたこの部屋に染み着いた君の香り拭うように悲しみは霞む空へ 遠い日々は夢の中 バスの時刻が現実を連れて来るドアを開けかけて 息を深く吸い込んだ何もないこの部屋が 只々白く目に残って悲しみは霞む空へ 遠い日々は… あの日の
黄昏は巡る生命の色胸の奥で眠っている 古の記憶の色 立ち止まり人は何を思う相変わらず答えもなく繰り返す生まれては消えてゆく運命を 教えてよ 僕達は何処へ行くの生きてゆく哀しみと未来を背負って今 目の前に守りたいものが見えるいつの日か 僕はあなたのようになれるだろうか 時々ふと 思うときがあるこの世界も 鳥も花も 人間も一瞬の滴でしかないのだと 答えは心の中にしかないそれならばありのままを受け止めてこの身を
夜更けの酒場で騒いでた頃の古い壁にもたれて夜を明かしたここに来る度に思い出す君の甘い歌に見惚れて胸を焦がした いつかはこんな日が来ること知っていたのただ一人で生きて来たの あの夢も捨てたなんて もう別々の道を辿ってきたのが分かるなら誰も君を笑い者だと 責めたりなんてしないよ舞い踊る雪が溶けて君をさらっても胸に残る君の歌は 今夜また街に響くよ 「二人で遠くへ行かないか 今夜俺の車で あの空の月を見上げてこ
動けなかった明かりも点けず後ろ手にドアの鍵をかけた薄暗い部屋脅えるように 顔に手をあてた 床に滑り落ちる仮面を見つめながら僕はそれを踏み潰した 襲いかかる 見えない渦に何もかもが呑み込まれてく崩れそうな僕の心が叫び続けて息もできない いつからだろう幼い僕は 服を着るように仮面を付けたクラスの中で 家族の前で素顔を隠した 疑うことを覚えて 大人になるたびに僕の顔は 歪んでゆく 身体中に焼きついている数え切れな
もしも私が明日死ぬのだとしたら…そんなことを思いながら手紙を書いてみます 愛するあなたへ 共に過ごした月日は私にとってかけがえのない 幸福な時間だった 傍にあなたがいたからいつも見つめてくれたからずっと今日まで私は強く生きていられた ただひとつだけ心残りがあるなら子供たちの歩む姿を 見届けてあげられないこと だけど一番の心配は 何よりもあなたのこと強さの裏の弱さ脆さを 私は知っているから だけど哀しみが去っ
蒼く澄み切った空やわらかな風が吹いてるビルの影に沈みかけたこの世界の終焉が見える 「ぼくは これから ひとりでどこへ行けば いいのですか」きみの歌う鎮魂歌がまた静かに聴こえるよ 信じる夢もない時代に僕らは今大人になった帰れるはずの青春さえ思い出すことも出来ない きみが欲しがっていた『正義』とか『自由』の聖地は諦めという日々の中で今は誰も求めはしない 争う傷みを懼れて武器さえも捨てた僕らはきみのように胸を張
忘れかけてたあの想いをもう一度探しにいこうかな急がなくていい 桜舞う道であの日のように笑って 「どうしたの?」と不意に訊かれて「大丈夫 」と強がってみせた本当は不安だった 泣きたかっただけどいつも 言えなかったの 春の風がそっと私の臆病な心をなでるよ去年より少し 新しい自分を好きになれているかな 「最近いつも忙しそうできみのことが心配だった」 あなたのやさしささえ気づけないほどいつか心は 黙っていた 春のよ
小さなそのからだを ぎゅっと抱きしめるたび胸の奥でチクリと痛むのは 不甲斐ないと思っているから仕事と家事と育児と 思うようにできなくて怖い顔であなたを叱ったこと 何度もあったよね 今 涙がこぼれるのはあなたを愛しいと 想うからいつかあなたが誇りに思ってくれるようなママになりたいから 働くママの背中を あなたは見て育ってゆくせめていつもやさしい笑顔で安心させてあげたい あなたが眠れない夜は いろんな話をし
それは 恋に似た運命の出会いだったこのカメラを抱えたまま 僕は動けなかった陽だまりの中の美しいあの瞳が僕を見つめたその瞬間に 永遠のテーマをみつけたんだ 瞳の奥に輝いてる あたたかな光を求めて生きて行こうと心に誓った 僕の夢のすべてをかけて羽の生えたカメラを連れて 世界中を旅しつづけようこれから出会う人々の中に 清らかなあの瞳を求めて… 28ミリのレンズのむこう側に光と影がつくる無数のドラマがある急ぎ
悲鳴を上げずに 崩れてゆくこの大地声泣き叫びが聞こえる遠い彼方から 頼れる人が暴かれてく時代に起き上がれ憂いてるもの達 僕ら何のために生まれて来たのだろうただひとつだけ言える傷付け合うために生まれた訳じゃない幸せ溢れる世界を想像してみようひとりひとり 流れゆく水は 古から絶え間なく誰もそれを止めることはできないはず 他人事だと逃げては気取る自分を変えてみる 何かきっとできる 花が枯れぬよう鳥が自由に飛べるよ
またひとつ季節が終わろうとしている途切れた夢だけ残して燃やしきれなかったあの想いが胸を突き刺すようにぼくの中でこだましつづけた 「諦めたくないんだろう?」「自分を変えたいんだろう?」「他人のせいにしながら生きるのはもう嫌なんだろう?」「このまま終わりなんて そんなの悔やしいだろう?」「叶えたい夢がある…そこに覚悟はあるのかい?」 何が足りないんだろう 勝ったヤツとぼくじゃ何が違っていたんだろう…眩しい
いろいろなことがあったけど今 あなたをまえにして思いうかぶのはひとつだけ ありがとう いろいろなことがあったから心配ばかりかけたからどんな言葉もたりません ありがとう まだこれからが続くから見ていてくださいいつまでもそして そしていつまでもお元気でいてくださいね いろいろなことがあったけど今 あなたをまえにして思いうかぶのはひとつだけ ありがとう こころをこめてありがとう