空高く、空高く翼広げてゆっくりと弧を描いた対(つがい)のゆりかもめいつまでも、いつまでもそれを仰いでふたりから遠去かる愛を見取ろう...
あなたのお陰で私は普通にお掃除も料理も洗濯もヌカ味噌まで漬けるけど子供っぽいのはあなたに似たのでしょうか 出掛ける前に父さんにはち...
夕暮れ間近の河川敷グランドで子供達がまたこの次の約束を終えたところ鉄橋を渡る快速電車照り返した夕日にかすかに頬を染める誰にも会わず...
taxi とめるまでは二人になれるのにあなたは テーブルで 見送るの だって外は 夜更けの街風も冷たくてだからわざと「送ってよ」と...
曲り角で 息を整えそれでいいの 自問自答する若さまでも 犠牲にしては走るあなた それで悔いはない ただ やさしくなるのに時間はかか...
それはまだ私が神様を信じなかった頃九月のとある木曜日に雨が降りましてこんな日にすてきな彼が現れないかと思った処へあなたが雨やどり ...
銀色の舟を 空へこぎ出して月夜の晩に あなたに会いに行く私の想い かすかにそよぎ銀の帆を立て 静かに進むあなたの夢に 棲むのは誰銀...
たかが 恋の ひとつやふたついつでも ホラ 捨てられるわだってあなたの 愛になれずに終っていく 恋だもの 傷つきはしない お互い様...
あなたの腕の中が 狭くなった訳ではなく私があなたの夢を閉じこめる狭い籠になるのが怖いから さよなら そう書きかけて 迷ったあげくの...
ひきだしにしまっておいた 出しそびれた恋文は私からあなたへの 最後の手紙になるはずでしたあんなに深く愛されて あんなにせつなく別れ...
コスモスが揺れてるなつかしいあの小径で秋風にあなたの笑顔が揺れたようです 小さな想いは風に流れてゆくかしらあなたの住んでるあの街へ...
どんなに遠く険しくても自分の道はあきらめないどんなに涙流してもこの手に夢を掴むまで 人は誰も生まれた時に夢と希望を握りしめてるけれ...
心の中を見透かすように朝焼けが眩しく私を照らす海岸線を電車は走る懐かしさに胸が軋む 山の麓にとりどりの 花が揺れて乾いた私の心 穏...
夜更けに聴いたルス電にはフルサトからの優しい声幸せになれ そんな言葉裏切るような恋をしている ひとり暮らす都会心頼りなくて 愛をね...
甘い手紙を 書いてください上手な嘘を 少しだけ混ぜて 誰も私を知らない 遠くの町へゆくから真っ白なノートで やり直してみるから も...
故郷行きの列車がホームを離れてゆく楽しげに学生達が手を振りながらなにげなく聞こえる懐かしい言葉この場所に もう幾度佇んだでしょう ...
あの時手を振って「さよなら」と言ったねまた会うつもりであなた笑ってくれたよね「優しさは罪だよ」と背中に呟いたようやく気付いたの い...
うつむきがちに 私は掌をみつめてる自分の人生を見つめているつかみそこねた愛を指でそっとたどってためらいに疲れて ため息つく今より少...
どんなにどんなに好きな人でもどうにもならない恋もあるたとえばあなたの庭の隅で人知れず咲くよな 花でいいのに 本当はあなたと同じ時代...
つまりあんたは私じゃなくてあの娘を選んだお決まりの言葉をあんたは辛そうに言う「君は一人でも生きて行ける」と「アイツは俺無しじゃ生き...
手紙は何度も書いたばってん ひとつも出した事はなか嫌な事のあったときにただ 愚痴ば書いてみただけさ あんたの事は気にしとるけど便り...
あの日が本当に最後の日なら伝えたい言葉は山ほどあった命のロウソクが見えるのならばアタシの半分を繋げたかった ペアのマグカップも少し...
か細い糸と真っ白なワイシャツ どこにあるのだろう夜のあまいあまいあまい夜が染まらない生地がいい 僕を笑う笑う人の寂しさ 垂れ流し続...
あぁ あの娘がぼくをかすめる淡い雫をひとつ残しきみの涙がほほをつたうとき突然の雨がぼくを責める 別れの季節からとうと逃げられなかっ...
say it loudly, or all becomes too late.I can’t stand to be ...
窓を開けて吸った透明な朝が眩しい真っ白く部屋に降り注いだ光がパールの様だわ いつからか綺麗なものも見ようとせずカーテンも閉めていた...
夢を見ているのだろう暗闇深い夢幻の儚く散りゆく運命揺れる桟橋に小舟 ちっぽけなオールでは孤独を漕いでいるようで進んでは行けない太陽...
いつでも be you…本当の自由… 目が覚めて first thingスマホをチェックしてsee wha...
各駅停車の窓に 踏み切りの音が響く出逢っては別れゆく線路 そして また駅に着く曖昧な恋の終わりを 指のはさみで断ち切って 今 桜 ...
星を見上げて 泣いてたね母さん恋しと 泣いてたねうぶで無邪気な 甘えんぼそんなおまえに 惚れたんだ一人じゃないよ 二人だよ 俺がい...