秋の稲妻はふいに寒い日を連れて来るから遠い国から来た私のことをそんなにやさしく抱きしめないで窓には潮風 波が高くなる孤独な時を 今だけ暖めて束の間ゆらめく炎になるのはまだ早すぎるわ 白い部屋でピアニッシモ ピアニッシモ何もかも知りすぎなくて いいのに秋の夕暮れはふいに哀しみを連れてくるから今は遠い日の想い出あなたに話せはしないわ 傷つかないで壁にはセザンヌ 枯葉色の森あなたのひざに 頬杖ついてみる
夢がはがれて空に昇った夜はきっと新月に照らされる眠るあなたとわたし 見下ろしているenergy ふたつめの魂明日も暦に無い遠い未来もこの恋のすじ書きはもうすでに書かれているはるかな ネフェルティティ輝く ネフェルティティ時のピラミッドからのぞいた過去の町も今日と変わりはしない恋に破れた者と微笑む者が移り変わってきただけあなたが 初めて愛した誰かと同じ道 私も通るようになっているはるかな ネフェルテ
季節風を追いかけてみたいトランクひとつ持たずに西へ行く月夜を滑るように走り続けて旅人の哀しみを乗せたバルカン窓に息を吹きかけて行き過ぎた男(ひと)の名前書けば愛の次はウソと言う名の駅で降ろされてばかりだから 飛び乗ったの女がたまには一人で旅に出てもいいじゃない国境線にけむる霧が流れ出して想い出を くもらせた安いワインで夢を飲みほした晩は冷たいシートも羽のソファに変わる忘れてしまいたいのにひとりで居
Hello マリアンヌHello ジュリア遠すぎる都会から 車を飛ばして来たの舗道に置かれた テーブルが見える口々に語る夢金色 巻き毛を揺らしため息をついた 角の店ドアを押した教会のそばの もみの木もあの頃 もっと大きく見えた雨上がり 黒い犬ゆっくり通りを横切る口笛を吹けば 尾をふるよ小さな胸のメモリー湯気の出た カフェオレにひとつの願いを かけたそれぞれの 夢を叶えてと十字 切る焦げ茶色をした
ただそれはこの街にも ありふれた愛の軌跡名前すら 知らない男と女が“二人”と呼ばれただけのことただ それは白昼夢に まどろんだおとぎ 噺夜が明けて 気づいてみたら白い空と いつもの朝だけが待っていたわ猫のような 目をしている寂しさを吸って 輝く瞳には想い出が 渦を巻いて描く らせん階段ひとときの 哀しみから甦える 私だものいくつもの 出逢いを めぐりめぐってはまた違う恋に 生きるでしょうこんな事な
男と女と女三人寄れば また誰かが泣くことになると わかりきってた So気にしないで あの娘(こ)と 踊ってきて私も覚悟を キメルワあなた 最後のDANCEの後(あと)呼び止めた 私の名をOh, Never fall in loveあの日は もう来ないのOh, Never fall in love想い出の中にだけお・と・も・だ・ちでいましょその方が いい好きだから 嘘をついたギリシャと名付けた丘で夕