フェティシュ(Fetish) – 中谷美紀

君が 自分の少年の時代しか
愛せないように 君を愛した
その 気高さが 君を孤独にしても
清潔な気持ち 失くさないでね
堕落しそうなキスは 挫折した少年の 刺
きれいねうつろな眼が 虹の脱け殻のようさ
Fetish 狂おしい気持ちになる
いつでもそれが 最後のキスのように 哀しさがこもる君が愛しい
あの青空を絶望の楽器にして 背中の真下で惑星(ほし)が脈打つ
君の裸の匂い 夜の桜の森さ
静かに騒ぐ胸は死んでしまう夢を見たよう
バスの窓を擦った 初夏の街路樹の音や
夕映えを反射する 遠くの校舎の窓も
Fetish 君の匂いにあふれ
君が 自分の少年の時代しか 愛せないように 君を愛した
その 気高さが 君を孤独にしても 清潔な気持ち 失くさないでね
君が 自分の少年の時代しか 愛せないように 君を愛した
いつでもそれが 最後のキスのように 哀しさがこもる君が愛しい
君が 自分の少年の時代しか 愛せないように 君を愛した

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