ONE – 中西保志

指先にふれて夜が色づいて
ふたりは静かに言葉を隠した
見つめ合った時 何かがはじけて
互いに心までその手をのばした

はじまりは突然おとずれ
戸惑いの間もないと知らされ
ほんの一瞬ですべてかさなり
忘れられない人に変わった

溢れる想いを止めるすべもなく
流れの行方にその身をまかせて
何度も抱き合いやがて少しずつ
ふたりはさぐるように言葉を交わした

いくつかの愛の面影
浮かんではまた消える夢のあと
たしかなことはそう今この瞬間
終わらない愛 ふたり感じた

魅かれ合うこと 求め合うこと 迷うことはないと
離れぬ心がそっと教えてくれる

はじまりは突然おとずれ
戸惑いの間もないと知らされ
ほんの一瞬ですべてかさなり
忘れられない人に変わった