気づいてないの – 中江有里

わたしとあなたは、卒業してからもずっと
なんでも話せる 友達だったはず
人には言えない 大事なこと話したくて
ダイヤルしたのよ 少し遅かったけど

なのに、がっかりしたような生返事
まってたのは、彼からの電話

ねえ、あなたは気づいてないの?
長いつき合いだから 気をつかわずにいるの
ねえ、あなたは気づいてないの?
友達ならなおさら 解って欲しいこともある

あなたが一番 好きなアーティストのライブ
一緒に観たくて チケットを買ったの
けれども返事は 「彼と行くから、ごめんね」
あやまってるけど どこか嬉しそう

だけど、涙をためたままうちにきて
彼のこと 朝まで話した

ねえ、あなたは気づいてないの?
三人で会ったとき 彼の視線 感じたの
ねえ、あなたは気づいてないの?
私には解ったの 彼の気持ち 動いてると

ねえ、あなたは気づいてないの?
少し淋しいけれど どこかで楽しんでる
ねえ、あなたは気づいてないの?
二人の恋の行方 鍵はわたしが持ってるの