甲斐路 信濃路 幾山(いくやま)越えてさくらの高遠 絵島(えじま) 生島(いくしま)恋にこがれて 逢えずに死んだ深い情けの 哀(あわ)れさしのび鳴けよ山鳥 谷間を越えてさくら名所の 高遠城址(じょうし)三百余年の 歴史きざみて古木(こぼく)したたる 絵島のなみだ逝(ゆ)けば帰らぬ この世のさだめさくら散れ散れ 心のままに恋し恋しと 涙にくれてさくらの花にも 月はさせども三宅 高遠 結べぬ恋の縁(え
どこへ流れる 浮き世の川に命浮かべて 生きてきた好きなあなたは わたしの命このまゝどこまで 流されようとふたり流れる 愛(いと)し川小舟漕ぎ合う ふたりの肩に強く生きよと 雪が舞う好きなあなたは わたしの命いつかは陽もさす 春待ちながら夢を明日(あした)に 愛し川こゝろ寄せ合う 情けの川に岸のよしきり 春を呼ぶ好きなあなたは わたしの命この世の果てまで 寄り添いながら命流れる 愛し川