こらえきれない 悲しみが窓の向こうの 雪になる決めた別れの はずなのに揺れる面影 すすり泣く命かけ つくしたの悔やみなど ありませんさよならの 切符一枚これが最後の 愛なのそして夜汽車は……北へ 北へ 北へ未練断ち切る 岬まで入り江づたいに 灯がともる恋のなきがら 埋める場所せめてハマナス 咲くそばに命かけ つくしたの想い出に 眼を閉じてさよならの 切符一枚これが最後の 愛なのそして涙を……越えて
何処へ行こうと ふたりはひとりかたく結んだ 恋絆窓でやさしく チンチロ チンチロリン春 夏 秋 冬風が吹くたび 鳴る風鈴に浮かぶ故郷(こきょう)の 花あかり~田舎なれどもサーエー 南部の国はヨー~こころ細さも うすれて消える側にあなたが いるだけで胸にしみじみ チンチロ チンチロリン春 夏 秋 冬しみる幸福(しあわせ) この風鈴が宝物です わたしには寒くないのよ 肩寄せ合えば針を刺すよな 雪の夜(
小粋に からげた 合羽の裾にほろり こぼれる 女郎花(おみなえし)女だてらの 白無垢鉄火(しろむくてっか)拗(す)ねた 浮世の その理由(わけ)はおっと 云わぬが花の 渡り鳥一節 五年の 故里おけさ性に 合わずに ぷっつりと捨てた 心算(つもり)の 祭りの笛がなぜか 恋しい 日昏れどきよしな 涙は野暮よ 渡り鳥  雷 三日の 諺どおり今日も 越路は 雨模様意地に 生きよか 人情(なさけ)に死のか決
夜空を仰げば 天の川牽牛・織女(ふたつ)の星が 逢うと云うあなたと私の しのび逢いこのまま何年 続くのですか愛して添えない 恋ならば一途に燃えたい 束の間を…儚(はかな)い夢に この身を焦がし闇夜(よる)に 闇夜(よる)に翔びます… 火の螢障子を開ければ 短夜(みじかよ)がしらじら明けて 朝の月愛しさ憎さの 真ん中で別れてゆけない おんなの弱さ世間にそむいた 恋だから恐くはないのよ 不幸など…儚(
山が泣く 風が泣く少し遅れて 雪が泣く女いつ泣く 灯影(ほかげ)が揺れて白い躰(からだ)がとける頃もしも 私が死んだなら胸の乳房をつき破り赤い螢が翔(と)ぶでしょうホーホー 螢 翔んで行(ゆ)け恋しい男の 胸へ行(い)けホーホー 螢 翔んで行(ゆ)け怨(うら)みを忘れて 燃えて行(ゆ)け雪が舞う 鳥が舞う一つはぐれて 夢が舞う女 いつ舞う 思いをとげて赤いいのちがつきる時たとえ 遠くにはなれても肌
飲ませてください もう少し今夜は帰らない 帰りたくない誰が待つと言うの あの部屋でそうよ誰もいないわ 今では唄わないで下さい その歌は別れたあの人を 想い出すから飲めばやけに 涙もろくなるこんなわたし 許して下さい外は冬の雨 まだやまぬこの胸を濡(ぬ)らすように傘(かさ)がないわけじゃ ないけれど帰りたくないもっと酔(よ)うほどに飲んであの人を忘れたいからわたしを捨てた あの人を今更(いまさら)く
好きでお酒を 飲んじゃいないわ家(うち)にひとり帰る時が こわい私(あたし)をあのドアを開(あ)けてみたってあなたはいない暗い闇(やみ)が私を 待ってるだけよまた長い夜をどうして すごしましょう愛の香りも 消えたあの部屋どうぞお店が 終わるときまでここにおいてひとりだけ 飲んでいるから死ぬこともできずに今でもあなたを想い今日もひとり酒場で 泣いてる私また長い夜をどうして すごしましょう愛の香りも 
やさしさと かいしょのなさが裏と表に ついているそんな男に 惚れたのだから私がその分 がんばりますと背(せな)をかがめて 微笑み返す花は越後の 花は越後の雪椿夢にみた 乙女の頃の玉の輿には 遠いけどまるで苦労を 楽しむように寝顔を誰にも 見せないあなた雪の谷間に 紅さす母の愛は越後の 愛は越後の雪椿つらくても がまんをすればきっと来ますよ 春の日が命なげすて 育ててくれたあなたの口癖 あなたの涙子
きっと帰って くるんだとお岩木山で 手を振ればあの娘(こ)は小さく うなずいた茜(あかね)の空で 誓(ちか)った恋を東京ぐらしで 忘れたか帰ってこいよ 帰ってこいよ帰ってこいよ白いリンゴの 花かげで遊んだ頃が なつかしい気立のやさしい 娘(こ)だったよお前の嫁に 欲しかったねとおふくろ今夜も ひとりごと帰ってこいよ 帰ってこいよ帰ってこいよ可愛(かわ)いあの娘の 帰る日をお岩木山で 今日も又津軽の
アカシアの雨にうたれてこのまま死んでしまいたい夜が明ける 日がのぼる朝の光りのその中で冷たくなった私を見つけてあのひとは涙を流して くれるでしょうかアカシアの雨に泣いてる切ない胸はわかるまい想い出の ペンダント白い真珠のこの肌で淋しく今日も暖めてるのにあのひとは冷たい眼をして 何処かへ消えたアカシアの雨がやむとき青空さして鳩がとぶむらさきの はねのいろそれはベンチの片隅で冷たくなった私の脱けがらあ
荒海にあのひとの 船が消えてふた年(とせ)み年(とせ)と 過ぎてゆく今年も浜辺に 島桔梗咲いても迎えの 恋文(ふみ)はない待ちわびる… 切なさを…佐渡の 佐渡の夕笛 届けて欲しい都には美しい 女(ひと)が住むとこころの奥では わかっても夜空に浮かんだ 眉の月わたしに似てると 抱いたひと今宵また… 哀しげに…佐渡の 佐渡の夕笛 波間に響く篝火があかあかと 夜を染めて女の炎が 燃えあがるこの指この髪 
雨の木屋町 あなたは来ない濡れた未練の 紅殻格子(べんがらごうし)鴨川床の 明かりも泣いてこころつまずく 石畳夢のぬくもり そっと袂を返して捨てた細い細い針の雨が この身をせめる雨の木屋町 哀しい恋は二度と逢えない 二人にさせた夜桜さえも また次の春綺麗に咲いて 見せると言うに噂とだえた 街のざわめき人波のなか高瀬川に流れ消えた うたかたの恋よ夜桜さえも また次の春綺麗に咲いて 見せると言うに夢の
白い朝霧 流れてゆれて恋しい背中が 遠くに消える行かないで 行かないであなた…そばにいて夢に縋(すが)って 叫んでも愛は見えない… 霧の川生きてこの世で 添えない男性(ひと)と契りを結んだ おんなの性(さが)よ離さない 離さないあなた…命です夜ごと苦しみ もがいても祈り届かぬ… 霧の川霧が止まれば 時間もとまる迷えば底なし 出口はないの捨てないで 捨てないであなた…抱きしめて紅い血のでる この恋に
ママ 私の椅子が 迷子ですラッシュアワーの 帰り道人ごみの中 探していますママ 私の椅子が 見つからない裏切られて 傷ついて ボロボロにどこかで 迷ってる生きる勇気を 与えてくれた希望という名の 希望という名の椅子があの日あんなに 輝いていた希望という名の 希望という名の椅子がWow…Ha…ママ 昨夜(ゆうべ)は椅子の 夢を見たビルの谷間の 夕暮れのショーウィンドウに 映っていたママ 私の椅子が 
都会は夢の 切り株ばかり羽根をやすめる 枝もないあしたをあきらめ 生きるのはきっと死ぬより つらいはず泥にまみれて 汚れていてもああ… のぞみ捨てずに 祈り河夜更けに聞いた あの水音は夢にはぐれた ため息か自分をあきらめ 生きるのはきっと死ぬより つらいはず流す涙が 涸れ果てるまでああ… 今日も流れて 祈り河つまづき泣いて 傷つき別れ裏切られても 信じたい濁った都会の 河だってネオン映して 美しい
おかあさん おかあさん 生んでくれてありがとうおかあさん おかあさん 心配かけてごめんなさいアジサイの花咲く頃並んで母と 歩きたい海を見下ろす ふるさとの道幼かった あの時のように母はきっと 私に何度も話かけることでしょう昔のままの 同じ口調でやさしく ほほえみながら何度も 何度もおかあさん おかあさん いつも笑顔ありがとうおかあさん おかあさん わがまま言ってごめんなさいコスモスの咲く頃一日 母
今日は妻籠(つまご)か 奈良井(ならい)の宿(しゅく)か仰ぐ御岳 涙でかすむ惚れていながら 木曽恋がらす夜更け木枯らし 聞くたびに千里いとしさ 千里いとしさ 駆けめぐる会って行(ゆ)きたい 会わずに行(ゆ)こか摘んだ野菊を 似てると言った忘れられない 木曽恋がらす木曽の桟(かけはし) かずら橋ほどく未練が ほどく未練が また絡むわたし惚れれば 傷つくひとがなんでなれよう 不器用な性質(たち)で未練
娘盛りを 無駄にするなと時雨の宿で 背を向ける人報われないと 知りつつ抱かれ飛び立つ鳥を 見送る私季節そむいた 冬のつばめよ吹雪に打たれりゃ 寒かろにヒュルリ ヒュルリララついておいでと 啼いてますヒュルリ ヒュルリララききわけのない 女です絵に描いたよな 幸せなんて爪の先ほども 望んでませんからめた小指 互いに噛めばあなたと痛み 分け合いますか燃えて燃えつき 冬のつばめよなきがらになるなら それ
石橋叩いて 渡っていたら渡る間に 舞台も変わるまして女の 恋舞台惚れたときこそ 旬なのよここは一番 ここは一番 見栄を切る素のまま飾らぬ あなたが好きよ苦労買います 私もします楽を望めば あとで泣く冬の嵐も にっこりとほの字刻んで ほの字刻んで ついてゆく人生遅咲き ご縁は残るそうよ百年 千年先もごらんなさいな 世の中に人の歩けぬ 道はないいのち末代 いのち末代 華が咲く
流水岬に 立たずめば吹雪に島影 霞むだけこれより先には 渡れないその名も 歯舞(はぼまい) 冬嵐帰らぬ旅ほど 悲しいものよあなたに未練が 走ってももう戻れない もうあの胸にすべては自分で 決めたこと北国、海岸線あなたに女の 影を見たその先責めたら 愚痴になる男と女の 海峡が男と女の 国境に…どうしてしあわせ 誰でも似てて不幸の形は 違うのかもう戻れない もうあの胸に終わりのない旅 つづくのよ北国、