北の岬を ひとりぽっちで泣きながら歩いた日もあった南の小島で 沈む夕陽に明日の幸せ祈った事も…人生っていう旅は 天邪鬼(あまのじゃく)夢の花見つけても いつもするりとかくれんぼわかっていながら前だけ向いて明日も歩き続けるでしょう 人生っていう旅は 天邪鬼夢の花見つけても いつもするりとかくれんぼわかっていながら前だけ向いて明日も歩き続けるでしょう 泣かないわ 負けないわみんなが みんなが みんながいる
汽笛を連れて 船が行(ゆ)く一羽(いちわ)海鳥 ついてゆくきっと帰って 来るからとあなた手をふる いつまでもいつかふたりは 会えますねはらはらと 白に赤みじょか椿は 五島(しま)育ち 島から島へ 春が来る円い鬼岳(おにだけ) 青い空山の向こうの 鐘の音今も幸せ 祈りますそっとふたりは 会えますかほろほろと 雨に泣くみじょか椿は おんな花 夕陽に染まる 大瀬崎(おおせざき)白い灯台 誰を待つ夏はチャンコ
糸つむぐ 指までが あなたを想うきょうもひとりきりそして白山(はくさん)に 冬が来るたて糸に せつなさを横の糸には あなたの面影をふわりふわり ひらりひらり 雪が舞うからりころり からりころり 機(はた)が泣く夜(よる)にああ ちぎれ雪 白い峰 そびえ立つ 吹雪の里に人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)の低い三味線の 音がするひとり寝の 闇の中叫ぶ人形は 激しく舞い乱れふわりふわり ひらりひらり 雪が
ダメね私って また泣いている今夜も涙が 止まらないイヤね私って また欲しがってるあなたの肌の ぬくもりをいくじなし 私いくじなしあなたを忘れて しまえないいくじなし 私いくじなしつれないあなたを 憎めない ダメね私って また待っているあなたが帰って 来る時をイヤね私って また夢見ているも一度二人 暮らせる日いくじなし 私いくじなしあなたの噂を 気にしてるいくじなし 私いくじなしあなたの匂いを 恋しが
あてもないのに 古都(みやこ)を行(ゆ)けば今日も日暮れる 女の旅路この世がすべて かりそめならばあなたもきっと 影法師恋をしずめて 風の寺なみだ千年 送り火揺れてぬくもり恋しい この胸にさやさやと さやさやと 竹が舞う 未練ひとつを 捨てたいけれど何処へ行っても 寂(さみ)しいばかりあなたと二度と 逢えないのならも一度抱いて 欲しかった恋をしずめて 風の寺待てば千年 切ない心いとしい名前を 呼ぶ度
一度心に 決めたなら夢の花道 どこまでも波が渦巻く 世間の海で明日(あす)へ漕ぎ出す 木(こ)の葉舟望みひとすじ 女の夢航路 悔いを残すな 頑張れとこの手握って くれた人悔し涙を 化粧で隠し越える潮目(しおめ)の 波しぶき負けはしません 女の夢航路 浮かぶ山並み 故郷(ふるさと)の空は夕焼け 茜色(あかねいろ)体ずぶ濡れ 大波小波今も心は 熱いまま望み捨てずに 女の夢航路
四万六千(しまんろくせん) 浅草のほおずき市で 口説(くど)かれてラムネ一気に 飲み干して好きと答えた 二年前通りゃんせ 通りゃんせここから先は けもの道熟れて真っ赤な 鬼灯(ほおずき)抱え蝉の時雨(しぐれ)の 降る中を歩いてく ただ歩いてく心変わり 恨みながら… 誰のせいでも ないなんて誰かをかばう 嘘だらけ窓の外には 吊り忍(しのぶ)揺れて心の 秋を知る帰りゃんせ 帰りゃんせここから先は 夜叉(
煙たなびく 薩摩の空は未練後引く 女のこころ独り旅路の 桜島消えない情念(おもい)が 噴き上がる愛に迷わず ただひとすじに熱く熱く 熱く焦がれて 薩摩半島 好きで添えない 浮世の運命(さだめ)隠れ湯の里 女のあかり白い夜霧の 薩摩富士あしたの行方も 分からずに…夜が更けても まだ熱帯びて永遠(とわ)を永遠を 永遠を夢見た 薩摩半島 冬の指宿(いぶすき) 菜の花染めて凛と咲かせる 女の命始発 終着 枕崎
花にうつむく 恋一輪に別れをつげる 鐘の音夕霧草(ゆうぎりそう) 夕霧草赤紫の 花影に思い出ゆれる 微笑むように どんな暮らしを してるでしょうか便りもとだえ 春ふたつ夕霧草 夕霧草わきたつ雲の 花模様はげしく燃えた あの日のように なごり惜しむか 爪弾く風も季節はめぐる 走馬灯(そうまとう)夕霧草 夕霧草命を急ぐ 忘れ蝉そえない二人 いたわるように
花月夜(はなづきよ) 今夜私を捧げます…… 背中を突き刺す眉月灯(まゆづきあか)り吐息をこらえて見えない心をさぐりあう何度も好きかとたずねるあなたうなずく私を抱きしめて命咲かすのきれいな夜にひっそりと 運命(さだめ)の行方がわかるのならば別れがこわいとすがって泣いたりしないのに……しあわせ捜して燃え尽きますか流されてしまえあの世まで命散らすのあなたがそばにいるうちに 何度も好きかとたずねるあなたうなずく
ゼンマイの切れかけた 人形ね ふたり交わす言葉も とぎれてく愛したことさえ 忘れたように離れたままで 止まるのは やめてクルクルと 回りながらしあわせは ほどけてゆくのねえ おねがいよ 最後のボレロあなたの胸で 踊らせて 情熱のメロディーが せつなげに軋(きし)む痛いくらいに 燃えた日々何度も何度も ひき寄せたのにその手で愛を 止めるのは やめてクルクルと 私ひとり哀しみと 回りつづけるねえ おねが
胸に秘めてる この恋も日暮れりゃ涙の 千ヶ峰(せんがみね)空にすいすい 赤とんぼ夕陽を背にして 何処までゆくの私の片恋(こと)なら だいじょうぶ だいじょうぶ播磨(はりま)育ちの おんなです 好きなおひとは 雲のうえ諭(さと)しているのか 三室山(みむろやま)風がひゅるひゅる 先を行(ゆ)く追いつき追い越し 何処までゆくの大きなこの夢 咲かすまで 咲かすまで播磨育ちの おんなです 山の尾根から 見下ろ
哀しみさえも しあわせとあなたを愛して 知りましたさよならまでの あと少し肩を抱き寄せて くれますかひらひらひらと ひらひらと 舞い落ちるはかない雪は 白い砂時計 夢という名の 嘘があるあなたを愛して 泣きました想い出ひとつ あればいいそっと抱きしめて 生きてゆくはらはらはらと はらはらと 舞い落ちるはかない雪に 白く染められて 涙がこごえ 雪になり心の中まで 降りしきる春などわたし いりません愛を凍
泣いた涙は いつかは乾く未練残せば 世間に負けるくよくよするなと 風が押す散って花実が 咲くじゃない花吹雪 花吹雪…女は咲いて アァ…華になれ 折れた心は 戻せるけれど過ぎた昨日は かえっちゃ来ないこの世はそうだよ 一度きり負けて泣くより 勝って泣け花吹雪 花吹雪…女に愚痴は アァ…似合わない 髪に飾りは 無くてもいいのこころ美人に 男は弱い人生七坂 意地を張り生きているから 夢がある花吹雪 花吹雪…
海鳴りないて 荒れる夜は時計の針が むかしにもどる恋は女の命の華(はな)よこの指も 唇も今もあなたのものなのに波が 波が 波が二人をああ…… 引きはなす ガラスの窓に 口紅をうつして頬の 薄さに泣ける恋は女の命の華よあの夜を やさしさをあなた返してもう一度呼んで 呼んで 呼んでとどかぬああ…… 遠い人 あなたに待てと 言われたら死んでも生きて 私は待つわ恋は女の命の華よ春がゆき 夏がゆき秋と一緒に冬が
化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれどせめて今夜だけでも きれいになりたい今夜はあたしは あんたに逢いにゆくから最後の最後に 逢いにゆくから あたしが出した 手紙の束を返してよ誰かと二人で 読むのはやめてよ放り出された昔を 胸に抱えたら見慣れた夜道を 走って帰る 流れるな涙 心でとまれ流れるな涙 バスが出るまで バカだね バカだね バカだねあたし愛してほしいと 思ってたなんてバカだね バカだね バカ
雪が 雪が 海に飛ぶ波に 波に 夢が舞い散るあなた 泣いていいですか切なくて 切なくて切なくて能登は冬色 珠洲岬(すずみさき) 船が 船が 沖を行く鳥が 鳥が 一羽揺れてるあなた 私だめですか恋しくて 恋しくて恋しくて能登は冬色 九十九湾(つくもわん) 風が 風が 髪を梳(す)く涙 涙 頬で千切れるあなた 抱いてくれますか会いたくて 会いたくて会いたくて能登は冬色 見附島(みつけじま)
空(から)にしてって 酒も肴も今日でおしまい 店仕舞(じまい)五年ありがとう 楽しかったわいろいろお世話に なりましたしんみりしないでよ……ケンさん新宿駅裏 紅とんぼ想い出してね……時々は いいのいいから ツケは帳消(ちょうけ)しみつぐ相手も いないものだけどみなさん 飽きもしないでよくよく通(かよ)って くれました唄ってよ 騒いでよ……しんちゃん新宿駅裏 紅とんぼ想い出してね……時々は だからほんと
いつものように 幕(まく)が開(あ)き恋の歌 うたう私(わたし)に届いた報(しら)せは 黒いふちどりがありましたあれは三年前 止(と)めるあなた駅に残し動き始めた汽車に ひとり飛びのったひなびた町の 昼下がり教会の前にたたずみ喪服(もふく)のわたしは 祈る言葉さえ失(な)くしてた つたがからまる 白いカベ細いかげ 長く落としてひとりの私は こぼす涙さえ忘れてた暗い待合室 話すひともない私の耳に私のう
西陽でやけた たたみの上あの人がくれた花瓶別離(わかれ)た日から花も飾らずに淋(さび)しくおいてあるあの人が好きやねん くるうほど好きやねん北の新地に雨が降ります悲しい歌が 聞こえるあほやねん あほやねん騙された私が あほやねん 大阪の夜は 悲しくてネオンに季節かんじる明日(あした)があると信じ逢える日を指おりかぞえてるあの人が好きやねん 誰よりも好きやねん涙色した淀川の水思い出すのは まぼろし忘れ
会えない人に 思いを込めて一折り 二折り 紙の鶴女心の 赤い色愛しい思いの 赤い鶴あなた あなたに 会いにゆくゆくら ゆくらに春の岬を 飛んでゆく 優しい人を 夢見て眠る一夜も 二夜も 紙の鶴ひとり淋しい 冬の夜一緒に泣きます 赤い鶴あなた あなたに 会いにゆくほうら ほろほろ春になったら 飛んでゆく 恋しい人の 心の中へ一夢 二夢 紙の鶴揺れる一途な 恋心届けてくれます 赤い鶴あなた あなたに 会い
これも愛 あれも愛たぶん愛 きっと愛 だって淋(さび)しいものよ 泣けないなんてそっと涙で頬(ほほ)を 濡(ぬ)らしてみたいわひとりぼっちの部屋の ベッドの上でちょっとブルーな恋の 夢を見ている乾(かわ)いたこの花に 水を与えて下さい金色のレモンひとつ 胸にしぼって下さいわたしは愛の水中花これも愛 あれも愛たぶん愛 きっと愛 だって悲しいものよ 酔(よ)えないなんてそっとあなたの胸に 甘えてみたいのそ
山背(やませ) 荒波(あらなみ) ざんぶり 越えりゃ船の舳先(へさき)に しぶきの花が咲く幼なじみの 北の洋(うみ)歌で 漕ぎだす ハイハイ 花ちゃん丸だ網は 兄(あん)ちゃん まかせたよ舵は わたしが ヨイショ 引き受けたソレソレソレソレ 塒(ねぐら) ひとつの 兄弟(きょうだい)鴎(かもめ)船の捌(さば)きは じまんの 親ゆずり日焼け 潮焼け すっぴんの男勝(まさ)りの ハイハイ 花ちゃん丸だ今
こらえきれない 悲しみが窓の向こうの 雪になる決めた別れの はずなのに揺れる面影 すすり泣く命かけ つくしたの悔やみなど ありませんさよならの 切符一枚これが最後の 愛なのそして夜汽車は……北へ 北へ 北へ 未練断ち切る 岬まで入り江づたいに 灯がともる恋のなきがら 埋める場所せめてハマナス 咲くそばに命かけ つくしたの想い出に 眼を閉じてさよならの 切符一枚これが最後の 愛なのそして涙を……越えて 越え
何処へ行こうと ふたりはひとりかたく結んだ 恋絆窓でやさしく チンチロ チンチロリン春 夏 秋 冬風が吹くたび 鳴る風鈴に浮かぶ故郷(こきょう)の 花あかり ~田舎なれどもサーエー 南部の国はヨー~ こころ細さも うすれて消える側にあなたが いるだけで胸にしみじみ チンチロ チンチロリン春 夏 秋 冬しみる幸福(しあわせ) この風鈴が宝物です わたしには 寒くないのよ 肩寄せ合えば針を刺すよな 雪の夜(
小粋に からげた 合羽の裾にほろり こぼれる 女郎花(おみなえし)女だてらの 白無垢鉄火(しろむくてっか)拗(す)ねた 浮世の その理由(わけ)はおっと 云わぬが花の 渡り鳥 一節 五年の 故里おけさ性に 合わずに ぷっつりと捨てた 心算(つもり)の 祭りの笛がなぜか 恋しい 日昏れどきよしな 涙は野暮よ 渡り鳥  雷 三日の 諺どおり今日も 越路は 雨模様意地に 生きよか 人情(なさけ)に死のか決めて
夜空を仰げば 天の川牽牛・織女(ふたつ)の星が 逢うと云うあなたと私の しのび逢いこのまま何年 続くのですか愛して添えない 恋ならば一途に燃えたい 束の間を…儚(はかな)い夢に この身を焦がし闇夜(よる)に 闇夜(よる)に翔びます… 火の螢 障子を開ければ 短夜(みじかよ)がしらじら明けて 朝の月愛しさ憎さの 真ん中で別れてゆけない おんなの弱さ世間にそむいた 恋だから恐くはないのよ 不幸など…儚(
山が泣く 風が泣く少し遅れて 雪が泣く女いつ泣く 灯影(ほかげ)が揺れて白い躰(からだ)がとける頃もしも 私が死んだなら胸の乳房をつき破り赤い螢が翔(と)ぶでしょうホーホー 螢 翔んで行(ゆ)け恋しい男の 胸へ行(い)けホーホー 螢 翔んで行(ゆ)け怨(うら)みを忘れて 燃えて行(ゆ)け 雪が舞う 鳥が舞う一つはぐれて 夢が舞う女 いつ舞う 思いをとげて赤いいのちがつきる時たとえ 遠くにはなれても肌
飲ませてください もう少し今夜は帰らない 帰りたくない誰が待つと言うの あの部屋でそうよ誰もいないわ 今では唄わないで下さい その歌は別れたあの人を 想い出すから飲めばやけに 涙もろくなるこんなわたし 許して下さい外は冬の雨 まだやまぬこの胸を濡(ぬ)らすように傘(かさ)がないわけじゃ ないけれど帰りたくないもっと酔(よ)うほどに飲んであの人を忘れたいから わたしを捨てた あの人を今更(いまさら)く
好きでお酒を 飲んじゃいないわ家(うち)にひとり帰る時が こわい私(あたし)をあのドアを開(あ)けてみたってあなたはいない暗い闇(やみ)が私を 待ってるだけよまた長い夜をどうして すごしましょう愛の香りも 消えたあの部屋 どうぞお店が 終わるときまでここにおいてひとりだけ 飲んでいるから死ぬこともできずに今でもあなたを想い今日もひとり酒場で 泣いてる私また長い夜をどうして すごしましょう愛の香りも