行き先なんて決めてないさ ただ遠くを見渡したくて思えば随分経ったけど あいつの息子も卒業式大それた夢じゃないけれど ただ奏でるのが好きだから下手な言葉を並べて その涙がかわくように月夜の晩は眠れなくて故郷のあの娘を想い出し切なくて酒を飲むこの海原に帆をあげて 荒波に風を受け巡り会うその日まで 七色の海を越えて どこまでも掴んだ物もあるけれど こぼれてしまった物もあるそれでもなんとかやって来た この
水平線の向こうには未来があるんだと信じてた頃には気が付きもしなかったんだ深く染まる海に連なる山々も厳しさ優しさを教えてくれたそうさ音楽に(トロピカル)耳を傾け(パラダイス)踊り明かそう(アイランド)僕の場所がここにあるから すぐに君を迎えに行くよ繰り返しの日々とぶつけようの無い不安から逃げ出した頃には気が付きもしなかったんだ暑い照り返しでも突然の雨でもいつも僕の側で微笑んでくれたそうさ潮騒に(トロ
もう若くはないと言われ そんな事は十分解ってるけれどやる気はまだあるわけで 靴ひもをギュッとしめた確かに器用でもないし 話も上手いとは言えないつまずき、振り向きばかりだけど 愛の為に働くのさお疲れ今日も いい汗を流した乾いた喉にご褒美を 冷えたグラスでガツンとレモンチューハイで乾杯さあまり頑張れって言うなよ 彼奴(やつ)はもう十分やっている人それぞれ歩幅があるわけで たどり着けばそれでいい長い目で
暑い夏の日差しの中でいつもの奴らといつもの草野球立ち並ぶモクマオウの木陰には優しい風が吹いていた真っ黒になるまで走りまわり日が暮れるのもすっかり忘れて毎度母ちゃんには叱られたけど美味かったあのカレーライスあの草むらにはいつの間にか家が立ち並び時の流れはそんなもんさと自分に言い聞かせて忘れないであの俺たちの草野球を燦々と輝いていたあの俺たちの草野球いつも泣いてばかりいた彼奴(あいつ)はもう立派な4人
いつだってびっくりさせて 心配させていけないねそれだって嬉しくなるから 父さんがいたらきっと怒られるいつでもここにいるから 帰ってきていいんだよそう思えばあとひとつふたつ できる我慢もふえるでしょがんばれがんばれ長い雨がやっと上がったから 犬と散歩をしてきたよちっちゃい頃のお前のまねして 水溜まりで遊んだよ気が強いくせになんだか 泣き虫だったねボロボロ涙こぼれてるのに 泣いてなんかないっていいはっ
円らな黒いその瞳で 僕に何を求めているの不平不満など何も言わず いつも帰りを待っているのさ栗色の月 愛しい栗色の月足をダンと踏み鳴らして 僕に何を伝えたいの立ち上がり長い耳を向けて 千里眼でお見通しさ栗色の月 愛しい栗色の月お前がやってきたあの日からこの部屋もなんとなく明るくなって小さな鋭い白い歯で 僕の何を噛み千切るのふわりと柔らかな背中で 折れた心を癒してくれるさ栗色の月 愛しい栗色の月僕の栗
今の今まではそうだとしても これからの俺はどこか違う少しも似合っちゃいないとしても 正直言ってキメてやるさ赤いドレスの彼女は 渋くて引き立て上手さ潰される事もあるけれど 俺は好きって言う俺は好きって言う別に悪い事してんじゃないし 誰にも迷惑もかけちゃいない何の役にも立っちゃいないし そんな気遣いならいらないさ白いクラブの彼女は なかなか言う事は聞かない振り回されてばかりだけれど 俺は好きって言う俺
飲酒運転は絶対駄目だと言う彼とだから店はいつも近場の限られた何軒か高すぎず安すぎず飾らぬ酒を交わしながら良く味の染みた土手焼きをつまむ実に彼と会うのは3年以上ぶりだというのに少し素っ気なく 時には程よく温かい兄貴と呼ぶようになったのは彼が僕の同級生の実のお兄さんだからだっけな久しぶりに帰ったから 軽く一杯呑もう明日もあるから今夜は 軽く一杯呑もう腹はそんなに減ってはいないからとチビチビ呑んでは注文
凍えるような雨の中 岸辺に咲く白い花よ過ぎ去る夏の静けさに 耐える姿切なくて共に歩み続けた 杯交わした古き友よお前の行く道が 明日は晴れるといいのにな疲れ果て戸惑い 翼の折れた渡り鳥よ過ぎ去り日の旅暮らし また飛び立つ時まで荒涼たるこの世界 一人じゃ誰も生きられないさお前の行く道が 明日は晴れるといいのにな明日は晴れるといいのにな