東京悲歌(エレジー) – 三条町子

まぶたとじれば まぶたに浮かぶ
思い出恋し 影いとし
命かぎりに 呼べばとて
君は答えず ああ雨が降る

祈る 三百六十五日
別れた人よ なぜ逢えぬ
鐘が鳴る鳴る ニコライ堂
ひとり泣けとか ああ雨が降る

たもと重たい 花嫁衣裳
泣き泣き着れば なお悲し
ぬれた瞳に まぼろしの
君はいずこか ああ雨が降る

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