はじめて会っても 懐(なつ)かしく涙の滲む 人でした私のこころの 哀しみをやさしく包む 人でした……雨 雨…… ソウルの雨きらいじゃないのに 別れた恋に街も泣いて くれたのですかさようなら さようなら アンニョンヒケセヨ誰かが傷つく 幸せはふたりにきっと 似合わないあなたが一番 つらい時支えてくれた 女(ひと)でしょう……雨 雨…… 東京も雨あなたの涙の 匂いがするわ街も泣いて くれたのですかあり
赤い夕陽が 波間(なみま)に沈(しず)む雪のふるさと 湯の煙募(つの)る想いに 三味(しゃみ)の音(ね)聞けば枕(まくら)濡(ぬ)れます いで湯の宿で瀬波(せなみ)湯の町 瀬波湯の町あゝ… みれん宿所詮(しょせん)一緒(いっしょ)に なれない人と知っていながら 惚(ほ)れましただけど幸(しあわ)せ 一夜(ひとよ)の夢は忘れられない おもいで抱(だ)いて瀬波(せなみ)湯の町 瀬波湯の町あゝ… みれん
城井谷隠す 朝霧は叶わぬ恋の 邪魔をする郷(さと)の幸せ 私の願いふたりの契り つぎの世にあぁ 逢いたい あぁ 逢えない唐衣(からぎぬ)ぬらす なみだ雨ほたる灯揺れる 城井の川どこまで行(ゆ)けば また逢えるながす笹舟 未練を乗せて別離(ほど)けはしない 紅(あか)い糸(いと)あぁ 逢いたい あぁ 逢えない琴の音(ね)哀し 鶴姫(つる)の舞紅葉(くれない)染まる 城井の山伝えておくれ 渡り鳥白い野
七尾七谷 七尾の龍に祈る雨乞い 末娘(むすめ)の願い田畑うるおい 救えるならばたとえ災い 降りかかろうと私行(ゆ)きます 小松が池に命を懸けた 銀の念珠(じゅず)天(そら)は稲妻 水面(みなも)は割れて昇る竜巻 この身にうけるひとり静かに 経本(きょうほん)読めば怒り鎮まる 仏のちから私行きます 菩薩のもとへ末期(まつご)の水か 袂清水(たもとみず)黒田延永(くろだのぶなが) 見下ろす峰に胸の観音