煙草をふかすあなたの指に
優しい夜霧おりてくる
それはわたしのため息なの
囁くように夢のように……
落葉を踏んであなたが歩く
淋しさ秘めたその肩に
星の雫を降らせたくて
愛の雫を降らせたくて……
あなたは知らない
気がつきもしない
わたしのそんな思いなど
あなたはあなたの道を歩いて
ゆけばいいの、それでいいの……
夜更けに流すあなたの涙
わたしは知ってる、感じている
何がわたしにできるだろう
どんな言葉を言えばいいの……
あなたは知らない
気がつきもしない
わたしのそんな思いなど
あなたの匂いをそこに残して
ゆけばいいの、それでいいの……