コラージュ – ベルマインツ

翼が生えたぼくたちの
形見の羽根さえ遥か彼方

気づかぬうちに年老いて
濁った眼では見えそうもない

いつかのピーターパン
追いかけてみたら
鳥のように また

小さなタンク機関車の
車輪がくれる花びらの薫りは
手まねきしているぼくたちを
セピアに塗って映しだす

あの丘の頂上で 見渡せば
なくした魔法 取り戻して
君の笑顔も 天然色で 甦る

記憶のコラージュの波にさらわれて
歪んで 元に戻って

いつもの道を また 歩くよ

欅並木に
涙が伝う