逃避行 – フレデリック

搖れる列車の窓からふたつの目が覗いた
見つめあったのは起点と終点の二人
目指す終着駅には何が見えているのか
溢れ返るターミナルに向かって君は走っていた

立ち止まった君をずっと待っているのに
絡み合った手を掴んではさ連れさってしまったんだ

君とばっくれたいのさ このままばっくれたいのさ
ばっくれたいのさ このまま正解不正解掻っ攫って
さぁ 飛び出して 誰も知らないまだ見ぬ街へ
ばっくれたいのさ このまま現在過去未来掻っ攫って

辿る前例の中には誰が見えているのか
分かち合ったのは自分の安心のくせに
とても文学的にはなり切れない僕でも
思い当たる気持ちを裏切れますか

君とばっくれたいのさ このままばっくれたいのさ
ばっくれたいのさ このまま喜怒哀楽でさえ掻っ攫って
さぁ 飛び出して 誰も知らないまだ見ぬ街へ
ばっくれたいのさ このまま まだ見ぬ街へ

指を折って君をずっと待っているから
君はどうだ 僕はきっと 君の知らない街にお招きするんだ

だからばっくれたいのさ 退屈をしらばっくれたいのさ
ばっくれたいのさ このまま正解不正解掻っ攫って
さぁ 抜け出して 誰も知らない秘密の先へ
ばっくれたいのさ このまま まだ見ぬ街へ

始まった 始まった 始まってしまったんだ まだ見ぬ街へ
君と逃避行