逢えば別れが つらいのにそれを承知の 深い仲博多なじみに ひかされて雨の羽田を 発つ夜は濡れて待つかと 気にかゝるうわべばかりの 情ならすぐに忘れて いたものを博多そだちの いじらしい心づくしが 嬉しくて今日も噂の 中を行く月に一度の 逢瀬では怨みたくなる 男でも博多なじみが 涙ぐむ東中州の 灯をみればじんとこたえる 雨の音
死んだ親父は 極道者で逃げたお袋 酒づかりどこに息子の 立つ瀬があろうぐれたこの身を 責めるなよいつかやるぞと 力んでみてもセコイ世間にゃ 歯がたゝぬ泣いてみたとて 虫けら達にゃ明日がひらける わけじゃない甘い言葉にゃ 欺されないようまい話も 信じない人の情けを 知らないオレがなんでお前に 惚れたのか訊けばお前も 15の春に親に背いて つまずいて夢を求めた ネオンの街で涙ながした 花なのかどうせ虫
出会いがあった 別れがあった堅く誓った男がいたよ惚れながら別れた女もいたよ振り向けばそれぞれの思い出がこの胸に蘇る蘇る今日に生きても昨日を忘れまじ熱き心で明日を迎えるために嵐があった 吹雪があった峠山坂涙で越えた裏切りや挫折に何度も泣いただけど今生きてこそ人生と大声で叫びたい叫びたい今日に生きても昨日を忘れまじ熱き心で明日を迎えるために誰かのために 何かのために命懸けたと言えるだろうか為すべきこと
生まれ育ちは 違っても何故か気が合う 奴だからこころ開いて 酒を酌(く)む一つの命に 重なる夢を俺とお前で 語ろじゃないか意気がとけ合う おとこ酒ふとした仕草(しぐさ)の 裏側に過ぎた昔の 傷があるそれを癒(いや)して くれた奴惚れたあの娘(こ)に 情けもやれずむせび泣きした 別れの夜を想い出させる おとこ酒他人(ひと)に馬鹿だと 云われてもつまずきながらも 生きて行くうしろ見せない 俺なのさひび
誰が名づけた 川なのか女泣かせの ネオン川好きで来たのじゃ ないけれどいつか知らずに 流されて浮いた浮いたの 酒を注(つ)ぐ義理に死んでく 人もある金に負けてく 人もあるいくら真心 尽くしても信じられずに 諦めた恋はいくたび あったやら泥にまみれた 川だってやがて着くだろ 青い海お伽話(とぎばなし)の 夢だけど晴れて素顔に 戻る日を抱いているのさ あたしでも
おれとおまえの ふたつのグラス離れ離れは 淋(さび)しいネ振ってみようか シェーカーに入れて恋のカクテル 甘い味そっとふれれば すぐ散りそうなかわいあの娘の 片えくぼだますつもりが ついだまされて乗ったあぶない サイドカー恋の終わりは お金の切れ目ノック・アウトで さようならやけであおった ミリオン・ダラーせめてさめるな いつまでも東京_大阪 ふたりをつなぐ恋のルートの 新幹線遠く別れて 一日だっ
生まれたところで 死にたいあの鳥のように生まれたところで 死にたい浮き雲のように西の空は夕焼けだよふるさとのふところ海をこえて 山をこえてはるばると帰ろう生まれたところで 死にたい初恋に抱かれて生まれたところで 死にたいほほえみ浮かべてひとも空も汚れちまった都会なんか捨てて青春(ゆめ)をこえて 歳月(とき)をこえてはるばると帰ろう生まれたところが 呼んでる木枯になって生まれたままで お帰り裸足でも
星が云ったよ星が云ったよ悲しい時には歩いてごらんどこかに どこかに幸せがあるだろう星が云ったよ星が云ったよ淋しいときには歩いてごらんいつかは いつかは幸せに逢うだろうどうしたんだい?淋しそうな顔して淋しかったら星を見るんだよホラッ決して一人じゃないだろう見知らぬ どこかで幸せが呼ぶだろう呼ぶだろう 呼ぶだろう
北の岬に ひとり来て砂浜に立ち 島想う汐騒(しおさい)かおる 最果ての海峡こえれば ふるさとよああ納沙布に 霧がふる漁火(いさりび)ゆれて 霧笛(むてき)泣く運命(さだめ)かなしい 北の島沖のかもめの ささやきも海峡こえれば ふるさとよああ納沙布に 雨がふる凍(い)てつくような オホーツクの空にひとすじ 流れ星彼方(かなた)につづく 流氷の海峡こえれば ふるさとよああ納沙布に 雪がふる
私のこころの 扉をたたいて返事も聞かないで 時が過ぎたわダンスをしても 唇重(かさ)ねてもあなたは今でも 抱いてくれないあなたの家庭は こわしはしないおまえが欲しいと 言って下さい涙が出る程 愛しているわだから一度 だから一度あなたに抱かれたい静かな水面(みなも)に あなた投げた花私のこころで 咲きつづけてるわグラスを持つ手も みつめる瞳もすべていとおしい あなたのそぶりたとえ短い 月日でもいいあ
たとえちいさな 夢でもいいと胸にすがって 泣きじゃくるおまえのからだを 抱き寄せりゃ俺のこの手が ふるえてるついてついてこい ついてついてこいどこまでも離ればなれに 生きてるよりもあなたのところで 暮らしたいおんなじ気持ちさ 俺だって離すもんかよ 離さないついてついてこい ついてついてこいどこまでも悲しいことなど 誰にもあるさ遠い過去など 忘れてしまえなんにも云わずに 今日からは俺とおまえの 門出
別れてやっと わかったよ言いたさ隠して 耐えていたお前の 優しい 心根が我が侭だったよ 気付かずに過ごしてたこんな 俺を 許して くれるならもう一度 お前と 暮したい今ではいつも 悔やんでる思い出たどれば あの頃が浮かんで 涙が 零(こぼ)れるよ優しさだけで 思いやりがなかったこんな 俺を 許して くれるならもう一度 お前と 暮したい今度はきっと 嘘じゃないちょっぴりやつれた その頬に幸せ いっぱ
なにも聞くなよ 俺のわがままさおまえはけなげに 尽くしてくれたよ気がつけば何げなく 住んだこの部屋も幸せの灯火が いつも揺れていたごめんよごめんよ また流離(さすら)う俺さ涙をお拭きよ 俺もつらくなるか細いおまえの 明日が哀しいこの先の女とは みんな行きずりで思い出と呼べるのは おまえ一人だろうごめんよごめんよ また流離(さすら)う俺さこの先の女とは みんな行きずりで思い出と呼べるのは おまえ一人
あおるお酒の グラスの底で男のにおいが 恐くて泣いた遠いあの日が 笑ってる今日もはかない 夢を見て夜の扉を 又ひらくどうせ私は こぼれ花いっしょになるなら つぼみがいいと捨てた幸福が 怒ってる今日もはかない 夢をみて夜の扉を 又ひらくいやな時でも だまって笑うそんな女の 心のうちでほんとの私が 泣いている今日もはかない 夢を見て夜の扉を 又ひらく
あんなに信じていた女こんなに愛していた女風の吹きよと 言う奴かあとも見ないで 消えてったもしも男で なかったらあゝ 俺は泣きたいしんみり話して みたかったほんとの気持が 知りたいよたった一つの 胸の花なぜにちぎって 捨てたんだここが銀座で なかったらあゝ 俺は泣きたいどっかで汽笛が むせんでる笑ってみたけど 笑えない憎い恋しい あの笑顔汽車はつれなく 乗せてったもしも男で なかったらあゝ 俺は泣き
胸にすがって まともになってと可愛いあの娘は 泣いていたかけてくれるな やさしい言葉そんな値打ちは 俺にゃない俺がすみなら あの娘は雪さ明日逢おうと 嘘ついたうしろ向き向き 消えてくあの娘なっておくれよ 幸福にのどでこらえる 泪の熱さそれで男は いい筈だこれが初めで 終りの恋よ酒の力で 笑おうか
花が嵐(あらし)で 散(ち)るように君の命(いのち)も はかなく消えたあゝ 無情(むじょう)の運命(さだめ) 瀬戸内(せとうち)の海は青く 澄(す)んでいた或(あ)る日突然(とつぜん) やって来た思いがけない 悲しい知らせあゝ この世に生きる はかなさは花に宿(やど)った 夕(ゆうべ)の露(つゆ)か花は枯(か)れても 来る春に若い命(いのち)を よみがえらすがあゝ 人(ひと)の命(いのち)は 還(
好きでかなわぬ 女(ひと)だとて思い出したら あかんでギター新地暮しと 暖簾(のれん)に生きる身分違いの こいさんは所詮とどかぬ 恋やものお為ごかしの御寮はんにどない言わりょと 恨むなギター返す言葉も ぎようさんあるが明日は嫁入る こいさんの晴れの衣裳に しみがつくわては泣いたり しやへんになんで泣くんや 弱虫ギターこないしがない 流しの身でも心あずけた こいさんに夢で船場へ 逢いに行く
あなただけはと 信じつつ恋におぼれて しまったの心変わりが せつなくてつのる思いの しのび泣きどうせ私を だますならだまし続けて ほしかった酔っている夜は 痛まぬがさめてなおます 胸の傷うわべばかりと つい知らずほれてすがった 薄情け酒がいわせた ことばだとなんでいまさら 逃げるのよ女ですもの 人並みに夢を見たのが なぜ悪い今夜しみじみ 知らされた男心の うらおもて逃げた人なぞ 追うものか追えばな
ひとりぼっちで 裏通り夢を爪弾く フラメンコギターアー 少年の淋しい唄はかあさん かあさんを呼ぶ涙ちょっぴり 夜のうた愛を求めて 今日も又町をさまよう フラメンコギターアー 少年のかすれる声はとうさん とうさんを呼ぶ淋しがりやの 夜のうた唄い疲れて 夜が更けりゃ影が泣いてる フラメンコギターアー 少年の悲しい唄はにいさん にいさんを呼ぶ細いトレモロ 夜のうた
加奈子 加奈子よあの夜は雨 そぼ降る雨別れにゃならぬと 知りながらただひとことの さよならを言えずに 濡れて歩いたな加奈子 加奈子よ今夜も 加奈子の雨が降る加奈子 加奈子よあの夜は雨 つめたい雨からんでそむけた 瞳の中でにじんで溶けた 街の灯がせつなく俺を 呼んでいる加奈子 加奈子よ今夜も 加奈子の雨が降る加奈子 加奈子よあの夜は雨 涙の雨愛しているから 好きだからつれないそぶり したけれど泣いて
苦しめるなよ そんなに俺をお願いだから 戻っておくれ部屋にこもって 泣いて読んだぜルージュで書いた 置き手紙死ぬほど好きな お前なのさなんにも云わず 昔のままでお願いだから 戻っておくれ淋しがりやも てんでいいとこお前は知って いる筈さ今までどんな 男なのか一人でいるよ あれからずっと哀しい奴と 思ってるだろお前なしには 生きて行けない悪かったのは 俺なんだお願いだから 戻っておくれ
都大路に ともる灯は泣いて朧な こぼれ紅弱いおんなが 強がりでひとり生きてくあゝ 三条河原町恋の名残りは 鴨川の水に浮かべる 紙灯籠どうせ流れて 行ったとてやがてくずれるあゝ 三条河原町忘れましたと 云いながらなんで八坂の 宵参りもしやもしやに ひかされるおんな哀しやあゝ 三条河原町
愛しているって 言ったならあんたはきっと 笑うだろそれでも これだけは本当なのさお酒で荒れた わたしの胸に間違えて咲いたわ真赤なバラよ愛しているって 同じよにあんたが言って くれたってとっても そんなこと信じるもんかだまされつけた わたしの胸をこりもせず焦す真赤なバラよ愛しているって 言えないであんたをじっと 見てるのがどんなに 苦しいかわかっておくれ黙って抱いた わたしの胸で散ってゆくだけの真赤
逢えば別れが 言えなくて留守に旅だつ 北の駅みんな夢だよ あいつには苦労させても 明日(あす)がない未練に耐(た)えて 背を向けりゃ雪が降る降る 忘れ雪指にこよりを 巻きながら愛の指輪と 呼んでいたみんな夢だよ 二人には夫婦(めおと)ごっこは 似合わない爪まで切って くれた日も所詮はかない 恋まつり遠く夜汽車で 行く先は花の明かりも ないところみんな夢だよ これきりで姿消すのが いたわりさ想い出ば
泣いて暮せば 笑われる意地を通せば 憎まれるおなじ運命を 背負(しょ)いながらみんな他人の 花街で今日も哀しく 眉を描くもっと自分を 大切に生きておくれと 云った人見栄を忘れて ただ一途愛し続けた その後の襟に冷たい 別れ風想い寄せても 届かない情けかけても 外される所詮ひとりの 人形なら愚痴や涙は 花街の水に流そう 博多帯
揺れる舳先(へさき)を 朝日に向けて歌で漕(こ)ぎ出す あの島へニシン来るときゃ ホーホラ ホイ海の鱗(うろこ)の 波が立つホーホラ ホーホイホーホラ ホーホイこの岬かわせばまだ岬やござるイヤサイ ホーホイホーホラ ホーホイホーホラ ホーホイ赤い夕陽の あの浜あたりさぞや待つだろ 恋女房ニシンみやげに ホーホラ ホイ櫂(かい)を漕ぐ手に 光る汗
もしも愛して いたのなら夜に別れて 欲しかった縋りたくても 縋れずに街の真昼に 散って行く女の胸の あゝ 恋椿ひとり暮しが 侘びしくて甘い台詞に 弱かった尽し続けた だけなのになんであなたは 遠くなる紅さえ薄い あゝ 恋椿街で見つけた 倖せは消える運命(さだめ)の 虹だった酒で傷(いた)みは 堪(こら)えても肌のほてりに また泣ける女の胸の あゝ 恋椿
別ればなしなら 灯りを消してこんな泣き顔を 見られたくないのよ時計したままで 抱きよせられて恋の去(い)く音を 数えている わたし惚れただけでは 一緒になれない寂しい同志の かわいた心がMuybuenanocheLamento(ムイブエナノーチェラメント)おいでもっと傍へ 寒くないかと優しい指先が なみだ忘れさせる覚えているかしら ズボンの折りめ二つつけていた あの朝のできごと恋も別れ道 愛もふた