浅葱色した夜明け前の空の重さがいとおしかった。木のオルガン、叩き続ける。流れる血は唐紅。ボクはボクじゃない他の何かがいい。静物になってキミの画用紙で眠ろう。ボクを見つめ、塗り潰し、呼吸すらも許さず、キミの中に隠して欲しいのです。そしたらキミになれるかしら?ココロの痛み、捨て切れれば、カラダもいつか痛みを失くす。ユメの中で生き残る自我。眠るだけの無色の今。ボクがボクじゃない他の誰かならば、この重い空
ツメクサの道 ぬかるみは続く。空は紅い。風は緩く凪いだ枯れた紫苑。水分を帯びた入陽。帰り道は忘れました。耳鳴りは夏の終わりと一緒に現れてキミを奪ってしまうんだ。心臓がとても やぶけそうで痛い手をつないで 水溜まりよけて 遠く、海か山か空目指した。なんかとても悪い事してるみたい。少し興奮して、息が出来なくて、キミを抱きしめた。消えちゃいたかったんだ。帰れなくて いい。夜の闇 キスを隠して欲しい。こん
矢継ぎ早に不細工な雨を待つ 浮腫んだ午後。無意味なまま、言葉の羅列を紡ぎ音楽にする日々。泥の船に何も云わずにボクと乗って欲しい。薄暗い中杉通りを抜けたら、その先には何があるんだろう?繰り返した冷ややかな年月も、無駄な幾何も、忘れる程燐としたキミの声に何度も恋をした。泥の船に何も云わずにボクと乗って欲しい。下手糞な文字で、ねじれた哲学を紐解いて、紐解いて、沈もう。痛み分けのセンチメンタルなんて唄いた
キミの目。歩き方。しゃべり方。くちぐせ。それから それから キミからあふれだす全て。全ての醜いモノ。キミの髪。絹糸みたいなキミの髪。部屋中いっぱいのタバコの煙りもちょうだい。全部ボクにちょうだい。友情の押しつけや 恋愛のこじつけは ボクには全く無用なモノだよ。キミを集める事だけがボクの喜び。この部屋をキミでいっぱいにしてしまいたい。キミだらけにしたい。息苦しいくらいいっぱいにしてしまいたい。キミま
12月の小さな焦りの中震えながら心にもない唄 意味も分からずうたった。乳白色のセロファンの中の春ボクは今もまだ気付かずに居る ウソツキな唄うたって。飛べない羽根など無いはずだキミの瞳と真っすぐでひねくれた声にイヤになる程引き付けられた後で初めて分かったんだよ そんな笑顔の強さがそれとボクがキミをスキになったワケが。笑っちゃうけどあの頃のボクはというと泣きたい程 青臭くて必死に周りを嘲笑ってた。そう
りんりんと降る雪。仲良し橋の猫。街道を急ぐ車の騒音。ななかまどの赤とコボコボうなる加湿器。不確かなまま続いてく倖せ。甘い木蓮のにおいのかえりみちがたわいない明日の道しるべになればいいのになぁ。今日からは キミを笑わせる為に唄おう。手あかにまみれたセリフだけれど大スキです。季節のさかいめは希望と絶望と群青色と朝ぼらけのマーブル。二度と上手に唄えなくていいと思う。ちぎれた声をひとつだけ持ってキミに会い
あたたかい春の雨が、ダメなボクをくるみます。息継ぎをやめた夜の舗道で、点滅をしかけたナトリウム灯。ボクはこの場所でとにかく何かを待っていた。声も無く、言葉も無く。そしてそれは、何でもなかった。何でもないコトの中から、何でもないモノを求めた。黒猫がボクの前を当たり前に横切ってく。ボクを抱きしめて。虚ろな夜と、悲しすぎる春を忘れる頃に。街はウソツキだからキライボクのスキなキミは不用意にボクにやさしいか
そのざらついた声で、私を惑わす瑣末な事を戯れに示唆して下さい。春告げ鳥の慟哭を口笛で真似てみたんです。ひねもす塗り重ねた緑青で手を汚しました。未来を推し量る事でしか、前に進めないのです。あなたを汚すのならいっそ死んだ方がましなのです。怠惰な日々を許しあうこと、すなわち迎合とあなたが教えてくれました。今さらながらあなたの酷く孤高な恣意を愛します。汚れる事などありえない音楽で愛します。未来を推し量るこ
虚言と虚勢と言い訳と勇気。それから突き進む カンチガイの先で。凍る寒さに苛立ちながらまどろむ熱にカラダをあずけ引きずられる様にガックリ肩を落としてた。夜の星空の中テグジュベリみたい 王子様見つけられたらいいけどやっぱりそれもダメだし結局ボクは無駄な日々繰り返してばかり苦し紛れで生きていた。一人称のまま敗ける事を恥ずかしいって思ってばかりで挑む事もできはしない 北風と太陽。努力と立場とタマにキズと恋
くだけちる。あたりちらす。なぐりあう。ふわりとうく。わらいあう。だきしめあう。わかちあう。くだけてちる。ゆめのつづき。ほどけはしない きおく。げんじつのつづき。まわる。ボクはまわる。ころぶ。いたみ。げんじつ。くりかえし。ボクのかけら ちらばる。とける。ボクもきえる。いたみ。なげき。あきらめ。くりかえす。ボクのかけら こぼれてく。にごりだす。くいちらかす。ぼくのなか にごりだした。きょうのつづきほど
音の無い海の表皮にくちづけた渡り鳥の羽根になれたら、少しだけ素敵なのに。いつでもキミがボクを動かしてる。空の真空 イカルスのちぎれた翼が欲しい。音の無い空 キミの声しか要らない。やさしい自然灯みたいなキミ。太陽と月の狭間で独りぼっちになった。海の底の空 泡にすらなれない。幾度風景が刻まれたとしても色褪せない程にいとおしいキミの言葉尻を甘噛む。今日までの日々などどうなったっていい。ねぇ、ボクと一緒に