透明人間 – ハンバート ハンバート

ひょんなことで歌が売れ、急に金が入ってきた
NHKにも出演し、雑誌の表紙になった

月五万のアパートから、二十五万のマンションに
昔ふられた彼女から電話がかかってきた

突然みんながやさしくなった
僕から去っていった人がまた集まってきた

音信不通だった両親は、今じゃすっかり僕のファン
かつてのバンド仲間とこれから飲みに行く

さっき会った女の子が、僕の腕に抱かれてる
酔った頭で家にいる恋人を想う

突然みんながやさしくなった
僕から去っていった人がまた集まってきた

虚しい、虚しい、本当の僕が消えていく
虚しい、虚しい、鏡の前でつぶやく

突然みんながやさしくなった
ここにいるのに僕はどこにもいない人

虚しい、虚しい、本当の僕が消えていく
虚しい、虚しい、鏡の前でつぶやく

虚しい、虚しい、本当の僕などいやしない
虚しい、虚しい、ベランダの手摺にもたれる