なんてことない唄 – ノラ(梶裕貴)

そっちからはきっと
聞こえていないだろうな
一応フードは脱いで
空を見ておくけど

なんでかなあの時
目の前のぬくもりに
ちゃんと礼を言っておけば
よかったよな

忘れたいほどに
守りたかった

笑っちゃうよな
わかってんだ
わかってんだよ
ただもう一度あなたに触れたい
優しさの中
止めてた息が自由を知って
世界に溶け込めた気がした

もらってばかりだった
もしもいつかってくだらないだろう?
ただ 次は必ず

時々さ ひょっとしたらさ
睨みすぎて疲れた目が
浮かれた幻 見ていただけだろうってさ
だって柔らかい腕の中じゃ
俺はなんだか嘘みたいに
まっすぐ無邪気に 笑えていたんだ
嘘みたいだろう?

笑っちゃうよな
わかってんだわかってんだよ
本当はさ
何一つわかってなんか
わかってなんかないけど

笑ってくれよ なあ
太陽のようなその声で
心配そうな顔で撫でたりしないでさ
大丈夫だよ 今更
元どおりに戻ったりしない
あなたからもらった全てが
確かにここにある
確かにここにある
確かにここに
もうひとりじゃない

そっちからはきっと
聞こえていないだろうな
一応フードは脱いで
空を見ておくけど