Ritus – ディースバッハ男爵(深町寿成)

永遠を仕舞った 秘密の部屋の中
紅く染まる薔薇と 時を止めた祈り
この譜(うた)は誘(いざな)う 哀しみの終焉(しゅうえん)へ
もう苦しむことはないさ

ほら ごらん
君もやがて 永久(とわ)の華に
さあ ゆこう 目を閉じて

抗えぬ衝動にこの身を委ねて
翳(かげ)りゆく灯火(ともしび)にただ見惚れていた
願いさえ儚く消えゆく運命(さだめ)
嗚呼… ずっと求めていた
これこそ 至上の愛(Liebe(リーベ))

繰り返す情景 秘密の部屋の中
甘く香る薔薇と 時を止めた女神
この声は導く 憎しみの終焉へ
もう傷つくことはないさ

ほら ごらん
君もここで 眠りにつく
さあ ゆこう 手を取って

禁断の扉に手をかける名誉(Ehre(エーレ))
物語は狂気を深い蒼に染めて
美しき最期に満たされる魂(Seele(ゼーレ))
嗚呼… そっと手を伸ばして
冷たく堕ちる体と 祈りをこの手に抱いて

麗しき女神たち 背中には翼が見えた
薔薇は薔薇のままで 穢(けが)れないまま永遠に

幕引きの瞬間に 流れる涙(Tra ne(トレーネ))
舞い堕ちる花びらと共に夜に溶けた
願いさえ儚く消えゆく運命(さだめ)
嗚呼…ずっと求めていた
これこそ 至上の愛(Liebe(リーベ))