雨の小径に私だけひとり残してゆくあなたたとえ追いかけたとて もう駄目なのね傘をかたむけただ一人ぬれて私はたたずむのこのまま死にたいわただあなただけに 生きてた私明日からはどうしましょう雨の小径に咲いている白く名もないあの花に私もなりたいわ雨に煙って見えないわ好きなあなたのうしろ影遠くなるだけなのよ もうとどかない愛とまごころ棄てられて何か私に残るでしょうあとには涙だけただあなただけに 捧げた愛よの
この両手に 花を抱えてあの日 あなたの 家をたずねた窓をあけた 陽ざしの中であなたは 笑って むかえた手をつなぎ 頬よせてくり返す 愛のくらし花は枯れて 冬がきてもすてきな日々は 続いていた愛を語る ことばよりも吹きすぎる 風の中で求めあう ぬくもりが愛の 変わらぬ しるし人は幾度も 愛に出会い終わりのない 愛を信じたある日 気がつく 愛の終わりに人は 幾度も 泣いた手をつなぎ 頬よせてくり返す 
酒のグラスを カタカタとあの人これから いい気分わたしくちびる そっとかむワインのグラス 似合う人愛したことが そもそも間違いだった赤いメノーの ブローチを抱きしめふとそう想うねえこっち向いてよ 話し聞いてよ久し振りだもの あなた抱いてくれても いいじゃない派手な香水 ふりまいてあの人二度目の バスを浴びわたしソファーで 酒をつぐそろそろ電話 なる頃ね出がけ邪魔しちゃ いさかい又始めるわ氷うかべた
花咲く春を 信じよう明日という日を 信じようどんなに道は 遠くとも信じて歩く この一歩やがて希望の 朝がくるつらいといえば みなつらいそれが男の 人生だ涙の中に 夢は住むつらさをじっと かみしめて明日をこの手で つかもうよなくしたものは 戻らないそれでいいのだ それでいいきのうをすてて 明日ばかりふりむかないで 行くだけだ若いいのちに 過去はない
別れに傷ついて この都会(まち)さまよえばきっとあなたのことが 忘れられない冬が春に変り そして 秋をつれて来てももう他に愛せはしない想い出さえ うすれる日まで悲しみが涙と踊ってる悲しみが涙と踊ってる愛の名残りが 背中合わせでも朝な夕ないつも 面影に抱かれて時間を戻したら あなたをまた探すいまは愛することに 疲れたけれど夜が星を飾り そして 朝をつれて来てももう誰も そばにはいない目覚めたとき わ
あなたのやさしい腕まくらあれは遠い夢ですか眠れぬ夜の淋しさにわたしまたやせました待ちわびて待ちわびてあなたの帰りを待ちわびて逢いたくて逢いたくてあなたに逢いたくて……はじめて女のしあわせをおしえたあなたは憎いひと髪をすこし切りましょうそれで胸がはれるなら小雨にけむるガラス窓街の灯も消えました待ちわびて待ちわびてあなたの足音待ちわびて恋しくて恋しくてあなたが恋しくて……鏡にうつした口紅はいまでもあな
西海岸の ホテルの部屋でこの絵葉書を 書いてます日暮れの色も 小舟の音もそちらの頃と 違いますふたりの愛を 過去形で語れる女に なりましたあなたを夢に 見ることも次第に少なく なりましたさよならは 書きませんありがとうにしますあなたなら 分かってくれますね今から下の 小さなバァヘお酒を飲みに 出かけます身ぶりをまじえ 知らない人の仲間に入れて もらいますふたりの愛を 過去形で語れる女に なりました
あなたのシャツや パジャマなどはきれいにみんな洗っていつもの戸棚 入れてあるわ私いなくなっても すぐわかるわあなたと選び 買った家具や木彫りの郷土人形あの日の旅の想い出よ涙の中ゆれてる灯りを消す前 部屋を見るのこれが最後なの二人が暮した 愛の部屋よ今はみんなお別れ サヨナラなのルージュで書いたアデュー・カードとびらの中につるして私はそっと鍵をかけて愛に別れ告げるのお酒のせいなの そんなことは何度も
白い夜霧で 何も見えない街の灯りが ゆらめくだけこのまま霧に 体をひやしどこかで倒れて しまってもそれでいいわ それでいいわあなたを失くした 私なのよこんな夜には いつもコートにそっとつつんでくれた あなたよろめきながら どこまでゆくのもうじき私は 膝をつくわそれでいいわ それでいいわぬけがらみたいな 私なのよさまよい歩き 夜明けの街で誰にも知られず 目を閉じるそれでいいわ それでいいわあなたに逢
これが最後の夜だというのに心ときめく港の灯りそれはあなたがそばにいるからそれはあなたが笑っているから約束通り泣かないわさよならしましょう 別れは美しい香港 香港 あなたの胸に香港 香港 きらめいていてねいつまでも恋の短かさ 命の長さだけど私は生きていけるわそれはあなたとめぐり逢えたからそれはあなたの想い出あるから約束通り口づけて明日はあの船あなたを運ぶのね香港 香港 あなたの胸に香港 香港 きらめ
いじめぬかれて 泣きぬれて夢をたどれば あなただけあてもないまま 旅に出て夜の波止場に 立ちつくすここは愛の行きどまりここは思い出さえ ちぢこまる呼んで 呼んで みたってあなたはいないのねそれが若さの せいならば私たしかに 若すぎた男らしさも いたわりもなぜかそのころ 重すぎたここは愛の行きどまりここは思い出さえ ちぢこまるやっと 愛に 気づいた女が泣いてますここは愛の 行きどまりここは思い出さえ
あなたの冷たい その手を暖めていたい だけなのよだから どうぞ そんな目で見ないで舞い散る雪の白ささえ目の前がにじんで見えないだから どうぞさよならは言葉にしないで暖かなその手が 今は悲しいやさしさは変わらぬあなただからさりげなくふられるつもりよ私にはわかってたどうぞ あなた 私を見ないでコートの襟が 曲ってるこの指で直してあげたいそんなしぐさ 明日から出来ない私ね暖かなその目に 会うとつらいのや
降る雪は 落ちるまでの命と知りながら騒ぐ都会を なだめるように舞う逢ったなら 別れが辛く辛いから あなたを追うの淋しさだけは あなたより知っているそっと閉じた まつげの先に雪のぬくもり腕と腕を絡ませながらあなたまかせの今夜女が男より強い時があるなら明日さえも捨てるような本当の恋に 賭けた時二人だけ 秘密の中燃えつづけて行こうなんてそう あなたにすれば 便利な女あなたに今以上のものを求めるつもりはな
あなたのために 春待つ花をおぼえていますか あの日のままに去年も咲いて 今年も咲いた花びらは少しずつ 色を増します涙も知りました 心の痛みも知りました鏡の前で 化粧してだれのためと泣いてます 泣いてます忘れないでね むかえに来てね便りもとだえ うわさもとだえ約束ひとつが ふるえています信じてみても 私は女あれこれと思うたび 夜がつらくて涙も知りました 愛する悲しさ知りましたそれよりひとり 待つこと
棘(とげ)をさすよに そぼ降る雨が服を通して 心にしみる逢えば別れの 来る恋ならばなんで添わせた 結ばせた泣いて泣いて 水に流す泣いて泣いて 水に流すあなた濡れない 他人雨傘をひとつに からんで歩く前の二人の 背中が痛い濡れて消えても あなたの匂い肌が忘れぬ 憶えてるつらいつらい 女の夢つらいつらい 女の夢あなた見えない 他人雨逢えば別れの 来る恋ならばなんで添わせた 結ばせた泣いて泣いて 水に流
どこにゆけば 逢えるかしら好きなあなた 探してるのはぐれた小鳩みたい ふるえているのあなたを求めて夜の街をひとりゆけば 灯りがまぶしいわ悪い人ね 私だけにつらい想い 残したまま行方も教えないで あなたは消えたやさしく抱かれたあれはみんな夢になるの 夜風がつめたいわ眠れないの 夜が来ても甘く胸に 抱かれないとはぐれた小鳩みたい さまようだけよあなたを探して夜の街をひとりゆけば 涙がこぼれるわ
ある日 あなたが帰って来たの離れた心が途惑う頃に……いつものようにレモンティーだまってあなたに入れましたとても 上手になっていたわ半年ぶりのくちづけが……ある日 あなたが帰って来たの別れの言葉も渇いた頃に……模様がえしたこの部屋にあなたは気づいているかしら胸の においも変っているわどこのどなたの好みなの……模様がえしたこの部屋にあなたは気づいているかしら胸の においも変っているわどこのどなたの好み
しのび歩く港の夜風が冷たいどうぞすてて下さい お気に召すなら恋は駄目 あなたも駄目またひとつ過去がふえる恋は駄目 あなたも駄目泣くのは嫌よ花をちぎるみたいにあしらうあなたのすましたその横顔 なぜか憎いわ肩を過ぎるあなたのさよならがこわい船の灯りせつなく心にしみる恋は駄目 あなたも駄目またひとつ傷がふえる恋は駄目 あなたも駄目忘れてほしい女泣かせ あなたはいじわるな人ね頬のかげり 今でも心ひかれる恋
誰かを待ってる ふりをして通りを見ている 街のお店あなたは来ない もう二人さよなら云って しまったのたそがれが また街に灯りをともすけど暗くなるまで帰れない 涙がにじむから恋人同士の 二人づれたがいの肩を 抱いてゆくわ二人もちょうど そうだった夢見るように 愛したわ悲しみがこみあげてさめざめ泣きたいわ暗くなるまで帰れない 涙がにじむから想い出のこのお店私はただひとり暗くなるまで帰れない 涙がにじむ
忘れないでね 台北の夜を並んで歩いた ツォン・サン・ペイ・ルウ(中山北路)あなたがやさしく 街の灯を見ながら歌ってくれた 悲しい恋の歌忘れないでね 台北の夜を二人でたずねた 水庫のほとり青い雨が肩に 小やみなく降りそそぎあなたの笑顔が 心にとけてたの忘れないでね 台北の夜を離れたいまでも 心はひとつ星のきれいな夜は 私のところへ夢路をたどって たずねて来てね
ガラス越しに揺れてる小さな喫茶店待ち合わせに遅れた私 怒らない人理由も聞かずにタバコをふかして私を見つめ そして笑ってくれた他愛もない話でも 私は微笑んであなたが好き 何も言わないあなたと私あなたにはもっと他に似合う人がいるわそんな言葉言ってみたいのに怒らない人聞こえないふりして白い花つんで私の襟元 そっとつけてくれたのそんなやさしさに何も返す言葉がないごめんなさい 今はこのままさよならと言ってこ
モトマチ モトマチ おしゃれな恋にめぐり逢えた港町 私のラバーズタウンあなたは海 私は船よああ 揺れて行くのねモトマチ モトマチ 私の愛はマリンブルーに そまりますただよいながら二人で 歩いた 外人墓地は桜並木つづく丘 白い十字架あなたが好き 忘れられないああ 港の恋よ鐘が鳴る 鐘が鳴る 夕日の丘にそっと私を 抱きしめたあなたの胸にもモトマチ モトマチ 明日(あした)も逢おうね電話したいの ごめん
名前も知らない 貴方と私なのに不思議ね 胸がときめく恋はこうして 生れるものなのね教えてほしい あなたのすべてを今宵ひとりで歌う あなたへの歌初めて会った あの日から私のこころを はなれないこれが本当の 恋というものかしら教えてほしい あなたのすべてを今宵ひとりで想う あなただけのこと今度逢えるのは いつの日かしらあなたと会った この店で明日も私は そっとあなたを待つの教えてほしい あなたのすべて
わたし…悪い女でした別れて初めて気づいたわあなたの心の痛みも知らず子供すぎてた わがままでした飲めば飲むほど 悲しくてもう一度 その手に抱かれたいああ帰って あなたあなた この部屋にわたし…ひとり眠れないわ寒くてこの指 この胸が幸福すぎてた 想い出だけをせめて心のお守りにする未練ごころが かなうならもう一度 素肌を重ねたいああ帰って あなたあなた この部屋にわたし…悪い女でした心の底から謝るわあな
このままだってお別れしますなんにもできない私には別れがせめての贈りもの遠い空からはるかあなたの無事としあわせ祈らせて……帰ります帰りましょ さよならあなた別れがこわくて言いだせなくてあなたのこころのやさしさに今日まで甘えて来たけれど楽しかったわかぞえきれない夢と思い出ありがとう……帰ります帰りましょ さよならあなた二度と逢えない人と思えば胸がつまっていっぱいよ……帰ります帰りましょ さよならあなた
もう泣かないわ もう忘れるわあなたとはもう お別れなのねあなたの汽車が行く 夜霧に消えて行くここで 心を 決めておきますまちがいだけの ふたりの恋にさよなら さよならするのよみじかい旅さ すぐ帰るよと手をふりながら 出かけたあなただまってうなずいて 見送る私にも意地があるのよ 明日(あす)があるのよ悲しみだけの ふたりの恋に今日こそ 今日こそお別れねあなたにもう一人 愛する女(ひと)がいる知ってい
女心をあなた わかって欲しいあてなく待つのは 苦しすぎますそっと 名前 呼べば涙が あふれるあなたあの夜を 信じていいのね夢をみるのはいつも あなたのことよ二人で暮らせる その日ばかりよあなたなしで 私生きては 行けない恋が終わる時 いのちも捨てます二度とこれから私 泣いたりしないあなたを信じて ひとり待ちます恋に いのち 賭けた女の まごころそうよひたすらに あなたと生きるのそうよひたすらに あ
グッバイ・マイ・ラブこの街角でグッバイ・マイ・ラブ歩いてゆきましょうあなたは右に私は左にふりむいたら敗けよグッバイ・マイ・ラブも一度抱いてグッバイ・マイ・ラブ私の涙をあなたの頬でふいているのよ 泣きまねじゃないの忘れないわ あなたの声優しい仕草 手のぬくもり忘れないわ くちづけの時そうよあなたの あなたの名前再見了我的愛人、 我将永遠不会忘記イ尓也希望イ尓不要把我忘記也許我們将来還会有見面的一天、
星屑を地上に蒔いた この街のどこかに想い出も悲しみさえも いまは眠っているこの広い地球の上で 暮らしてる人達誰もみんな帰るところをもっているはずあぁ人はまぼろしの夢を追いかけて生きているだけならば 儚すぎる何故にわたしは 生まれてきたの何故に心が淋しがるの銀色の翼をひろげまだ知らぬ異国へといつの日か旅立つならば そばに愛する人と時が過ぎ時代が変わり 若き日をふりむき心だけが帰るところは きっとこの
帰っておいでここへ 昔のようにここへ誰かと長い旅をして 行くところ失くしたなら帰っておいですぐに 上手ないい訳して何も聞いたりはしない 元気で暮らしてたらやり直しの出来ない 愛ならばあなたのこと 忘れていたでしょうひとつだけの心の合鍵を あゝ捨てないで悲しいほど あなたが好きで あしたが見えない泣かせにおいでここへ あの日のままでここへ嬉しい涙 おもいきり その胸にぶつけるから泣かせにおいですぐに