今宵 彼の君 姿を照らす 満つる 見目麗しき月灯かり鈍色の影引く 宵口に 想ふは 永久(とわ)の刹那寄せ返す 波にも似た 揺らぐ恋 夢か幻か色付いた 葉を乗せ舞う 冷めた風 往く宛ての 無い文沈んでは 浮かぶ空見上げ まだ 赦されぬ 故を馳せる今宵 愛しの君 意を偲ぶ 満つる 見目麗しき月灯かり鈍色の影引く 宵闇に 想ふは 永久(とわ)の刹那焼き付いた 瞼の奥 一時も 離れる事無く秋空に 棚引く雲