雨はとても優しく さあ、この手の鳴る方へとあなたにみとれて 果実を床に散らせばワルツのはじまり、いけないお遊戯雨が窓を濡らせば キャンドルさえ踊りそう揺りかごの影に 子猫も息を潜めて願いつづけるの「目眩に酔いしれていたい」愛されて 魅せられて 揺られてみては泣いていましたあなたの揺りかごで 歌声を誘う紅く香るその実を いけない恋と笑うの果実に埋もれた ふたりだけの影ぼうしくちづけ交わせば「なんだか
大丈夫、さあ、手をつないで、この世とお別れ致します愛しあった事も風に泳がせて、そろそろ、溺れてしまわなければふたりで浜辺に忘れた足跡が、少しだけ気にかかりますが夜明け前なので、誰も気付きません例えば、喜ぶような、泣くような波音が、くすぐったい声で「幸せ?」と訊ねたら「ええ、哀しみの枚数だけ、」とかわそうそれよりも、ああ、太陽が昇ります大海原よ、早くのみ込んで、絵空事が浮かばぬようにあなたは綺麗な女
僕は名無しのごんべい。森が住処です。突然の手紙で驚いてるかい?長いこと一人で夢ばかり見てたよ。一人の寂しさには、慣れてるつもり。僕は名無しのごんべい。折角だから僕の呼び名をどうか考えてみて。先を研いだ小枝で大きめな木の葉に切手代わりの夢で風にまかせて。君が付けてくれるならどんな名前でも構わないから、泣くことはないよ。君が呼んでくれるならどんな名前でも構わないから、お返事待っています。お返事有難う大
欲しいのは、欲しいのは、欲しいものはわかってる欲しいのは、達成感得たいのは、立体的な現実その眼で、その手で、触れたいのでしょう?あげる
目覚めは甘い紅茶をこぼしちゃう夢でした私、哀しい歌なんて歌ってないのに散歩道では何故かあなたを探してばかり私、嬉しい歌ばかり歌っているのにああ、春は時に無邪気で親切「戻れない、」オルゴールは何時だってバラ色でした今はどうか泪を見て見ぬフリをして拭えない想い出が優しすぎる木漏れ日で揺れてるせいですわ目もとが濡れた日は 花の香りで眠るだけどあなたの素敵な指先が私の髪をすり抜けるから目覚めは甘い紅茶をこ
さざんかに隠しました 淡い私を夕日よどうか沈まないでみつけてくれると信じてるこの手にはアイスがひとつ、ふたつ今、心は少しだけ不自由左手は水色で 右手はオレンジ探しているあなたを眺めて痛かったあの花と八月のあやとりを思い出しては、ぼんやり今、心は果てしなく自由困らせるフリをして恋のかくれんぼ滴る雫を助けてあげて 溶けてしまうんだからこんな事でときめいては意気地なし早く来て始めて下さいな そう 愛のひ
裸ヲ包帯デネ、包ンデシマエバ、今夜のアタシハ、魅力的ナミイラ、永遠にアナタノ、モノにナリタイト、アナタニハ伝ワル、サア、明カリヲ消シテ「ああ、真っ白な君は素敵さ その永遠も僕のもの一枚、一枚はがしてゆくよ 一瞬の宇宙を君だけに」解カレタラ、ベッドノ上ハマルデ、蜘蛛ノ巣フタリはカラマルフタリはカラマリ、二度ト離レナイフタリはカラマリ、二度ト離レナイ愛サレテ永遠、虐メラレテ永遠愛サレテ幸セ、虐メラレテ
ふたりの絆と、海へと向かう列車でさよならの夜を、耳たぶを噛んで始めれば、月よ、あんまり強く映さないで薄化粧はまだ自信がないままですわ乱れてたいとくちづけをねだれば、もう明日も解らなくって許されない夢に溺れながら、もうあなたばかり欲しくって吐息だけがルルル、汗ばんでいます何処で間違えたの?愛に未熟なふたり「僕は線路の上を走るだけ」と列車が笑うから、ふたりとも濡れてばかり、あなたの髪に指を絡めて踊るし
去年の夏の出来事など この浴衣も憶えてないわそれよりも艶やかな花火が空を飾るわ指の糸が絡まないように ひとごみをすり抜けて行こう私とあなたの恋を祝福されにでかけるの皆は私の足取りを笑いますどうせ名も無き線香花火秋の歌など全て偽りでしょう?鈴虫よこたえてこの両手で愛しました 百日紅も恥じらうわ夜のヒメゴト水面に映る花火 ふたりは汚れてないわか弱くとも 儚くとも ふたり結ぶ紅い糸が見えませんか?見せて
真夜中の小道 燭台ひとつ静寂をかわす 錆びた足音先程、あの小部屋で 別れを告げたばかり泪が止まらず街へと下る楽しそうに歌えば褒められて欲望を忍ばせて私、サリエリああ、醒め止まぬ、醒め止まぬ 魔性の灯よああ、夢のレクイエムに会えなくて吟ずるアルペジオ、小指の音が気づかれぬように、しんしんと泣くせめてもの気休めに りんごをひとつ齧るどうせこの世は忘れたひとの勝ち人は知ったふうに可哀想だと言う悲しい言葉
「その右手ひとつ、私に下さいな」想いを伝えて、家路を辿って、愛とは言えないが、漂う雲はいい梔子の花へ、ごめんあそばせ「……」 少し触れるだけ、「……」 ねえ?今日ぐらい、あなたは何時だって、何も喋らない小指をなぞれば、愛するしかないのに、そうね、「泣いて済むなんて思わないで」なんてそんな口があれば、夕暮れ台無し「……」 少し歌うだけ、「……」 乱れるくらい、「……」 あなたはクチナシ、「……」 ね
大事なことは口にせず 水の中へとあなたを誘うの少し長めのワンピース 海の手のひらでゆらゆら揺れるあたしを虐めるその手も あたしを可愛がるその心も何の矛盾もありません 抱きしめられて何故かわかります呼吸のしかたも忘れそう身体めぐる 真昼な夜 ふたりをつつむわ甘い恋の味あなたがいいのなら このまま溺れてしまおうあなたの事 愛してると 砂浜に指で描いてみても波が消してしまうから 唇でこの時間を止めて溢れ
間違っていないよね ジェリー、分かってくれるよね ジェリー、頭のいいひとたちから 何を聞かれたとしても話し相手は ジェリー、あなただけなの ジェリー、あなたを忘れてしまう事だけは脅えてるのジェリー、早く逃げなきゃ あたしのあなた、取り上げられてしまう月夜がてらした抜け道を辿りくちづけをジェリー、センセイたちが「誰にでも心を開け」と、今はできないわ いけないの?ジェリーあたしのおもちゃ箱には なぜか
「詩を読むように あたしの目をみつめて いつまでもあたしじゃなくて あたしの想像力を愛して」奏でます 13色の音色 どんなうただろう春風よ あたしはここにいます 書き綴った楽譜を彼に届けて「誰のためとか 自分のためだとか そんな事どうでもいいの 只いっさいは繋がるの 繋がるの」描きます 13色の夢を どんな夢だろう変わります 何かは変わります向かっているわけだから 「あたしに触って」奏でます 13