二人並んで自転車に乗ればこもれびを浴びてスポオク光るハンドルさばきも巧みなものさ木立を縫って山道行けばネツカチイフをそよ風揺らす歌を唄えば朗らかに君はあの歌 僕はこの歌ラララ 快速 快速スピイドあげてベルを鳴らして行こうじゃないか二人並んで自転車に乗れば緑の息吹きに小鳥も唄うペダルかろやかグングン走る丘に登れば遠くに見えるあんなに小さな僕らの村さ夢を語ろう 二人の未来君はあの夢 僕はこの夢ラララ 
廻り續ける齒車を 見てゐやう流れ續けるベルトコムベヤを 見てゐやう送り出される製品を 見てゐやうPROCESS PROCESS PROCESS…噴き上げる蒸氣流れ落ちる男達の汗押されは止められる スウヰツチ止められは押される スウヰツチOn Off, On Off, On Off…Go Stop, Go Stop, Go Stop…心地良ひ 騒音々樂イントナルモヲリイの奏でる戀の謳の様
軒の燕が電線停りしだれ柳にこの身がなびくあの日通いしニコライ堂礼拝すれば熱き涙を神ぞ知れ待てど暮らせど来ぬ人の便りを待たぬ日とてなく思い乱れてなを文を書く路傍のマロニエ見るたび貴方ときざみしマロニエの恋の言葉 偲ばれて 切ない夢がこみ上げる暮れる街並街灯ともり帯がなるたびこの身が細る小雪散れ散れ聖橋流れに捨てた金のボタンに小雪散れ言うに言われぬこの心溜息つかぬ夜とてなくたもと掲げてなを涙する
ギリギリ ギリギリ 廻る齒車バチバチ バチバチ 飛び散る火花ビユンビユン ビユンビユン 跳ねるスプリムグ關節が曲がつて行く フオルムが廻り出す踊り出す動力の姫 金屬のバレリイナ肉體はメカニツク 廿世紀の科學の進歩モオタアのシンホニイ 送られる電力で機械仕掛けの パドドウ演じる銀色のトウシユウズ つまさきのピルエット輝く脚でポヂシヨンをとる驚きに目を見張る 近代の美の結晶世界に誇る 我らがプリマ
ユラユラ ゆらめく ギュルギュル まわる遊びはじめる 指先の天体つまさきだちする 手のひらの引力巻きつく科学 地軸のダンス 回転の奇術ユラユラ ゆらめく ギュルギュル まわる輝く反射 光の自転金属サーカス 綱わたり銀色の力学 遠心力のバレリーナはしゃぐ僕たち 地球ゴマロープの上で はなれわざユラユラ ゆらめく ギュルギュル まわる遊びはじめる 指先の科学つまさきだちする 手のひらの引力銀色の力学 
天をつく高さ 地をおおう大きさ押しつぶす圧力 流動するエネルギー巨大なる青銅の軟体恐るべき重量に 沈みゆく地表にぶく光る ゲル状の金属増大する容積の化身全てを飲み込み ふくらみ続け視界にあふれ 形さえわからないユラユラゆれながら ゆっくりと動き出す限りなき比重 膨張する体積進みゆく威容 世界への威圧巨大なる青銅の軟体恐るべき重量に 沈みゆく地表にぶく光る ゲル状の金属
繋がれた電池 回りだすコイル描かれる磁界 飛び交わす電子唸り出す電磁石の力クギをクリップをビンをコンパスをたわわに鉄を吸い付ける互いに引き合うSとN互いに離れるNとN互いに引き合うNとS互いに離れるSとS回るコイル 流れる電気マグネット マグネット 磁力のビギン繋がれた電池 回りだすコイル描かれる磁界 飛び交わす電子唸り出す電磁石の力ネジをペン先を砂鉄をマチ針をたわわに鉄を吸い付ける互いに引き合うS