夕暮れ時、作業を終わらせて顔を上げると隣の椅子で眠る君の姿が目に入った机には、私のパズルを解いていた痕跡よほど待ちくたびれてしまったのだろうかあの日、君の心を完全に把握することはできないと知った現存するどんな問題よりも難しいとそもそも私自身の心すら測れきれていないのだからすぐに起こしてしまうのも勿体ない気がして私は自分のコートを君の肩にかけるそのとき指が、ほんの少しだけ君の身体に触れた小さい背中、